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Aurenderのサーバー/ネットワークトランスポートが機能強化。シャッフル対応など

 エミライは20日、Aurenderの音楽サーバーやネットワークトランスポート製品で利用できる、iOS向けのコントローラーアプリ「Aurender Conductor」をVer.2.6にアップデート。製品の新ファームウェアVer.4.5.76(5.5.76)も公開した。新たにマルチタスク機能に対応し、アプリ間の遷移が可能になったほか、キューに含まれるファイルのシャッフル再生機能、DSDファイルの早送り/巻き戻し(スクラブによる再生)機能が追加される。

iOS向けのコントローラーアプリ「Aurender Conductor」

 新たに追加された機能のうち、キューに含まれるファイルのシャッフル再生機能では、キューを拡張表示した場合にシャッフルボタンを表示するようになっている。

 アプリのユーザーインターフェイスを改良し、見やすさを向上。また、スマート・コピー機能ではコピー・タスクが失敗した場合に警告を表示するように改良している。AirPlayが特定条件下で動作しない不具合なども修正される。

aurender W20

 TIDAL(日本ではサービス展開していない)関連では、新たに“お気に入り”のみで楽曲ソートする機能を追加。アルバム/トラック/アーティスト/タイトル/日付の各分類でソートできる。ストリーミングデータの早送り/巻き戻し(スクラブ再生)機能も追加される。そのほか、500以上のお気に入りトラックがあった場合に、お気に入りの読み込みが不完全になる不具合を修正。2,000トラックまでのお気に入りに対応した。

 そのほかの機能向上や不具合修正の内容は、下記の通り。


    ■機能向上
  • ストリーミングのアカウント情報にサブスクリプションの契約状態を表示
  • 言語ファイルのアップデートによりイタリア語を追加
  • Aurender Conductor接続時の動作安定性が向上
  • ファイル検知機能の性能が向上
  • ネットワーク接続機能の安定性が向上
  • USBデバイスが接続された場合のUSB外部記憶デバイス検知機能の性能が向上
  • NAS参照機能の性能が向上

    ■不具合修正
  • AMMによるスキャン後、レーティング情報が適切にアップデートされない
  • 特定のタイムゾーン設定が適切に反映されない
  • N10のVUメーターが断続的に動作する
  • その他の不具合修正で安定性と利便性を向上

(庄司亮一)