2014年AV関連10大ニュース 結果発表

　2014年の話題で最も多くの票を集めたのは、ソニーのVAIO事業譲渡によるPC撤退で、全体の36.8%にあたる163票を獲得した。「ソニーのVAIO」は終息し、VAIOブランドのPCは7月1日に設立されたVAIO株式会社が製品化・販売する。今後の製品化が見込まれる「VAIOプロトタイプ タブレットPC」はInter BEEで展示され、コミックマーケットにも出展されるなど、特にクリエイターから注目されている。

　2位は、いよいよ始まった4K試験放送「Channel 4K」で、129票(得票率29.1%)を獲得。7位にも、4Kテレビ市場拡大の話題がランクインするなど、'15年3月の本放送開始に向けて、4K放送や4Kテレビに対する関心が高まりを見せているようだ。読者のコメントにも、「今年4Kテレビを購入した」という声が届いていた。

　3位は、パイオニアとオンキヨーのAV事業の統合の話題がランクイン。4位には、パナソニックによるテクニクスブランドの復活が入った。同ブランドのリファレンスとなるR1シリーズは、ネットワークプレーヤー+パワーアンプ+スピーカーの組み合わせで約500万となるハイエンドな製品で、'15年2月より発売される。

　5位は、日本中にブームを巻き起こしたディズニー映画「アナと雪の女王」で、7月発売されたMovieNEX(BD+DVD)は、ディズニースタジオ作品では史上最高となる300万枚の売上げを記録。主題歌「Let It Go」もヒットチャートの上位に入るなど、2014年を代表する作品となった。

　6位は、JEITAやオーディオ協会などの業界団体によるハイレゾの規格化。同率7位は、4Kテレビ市場の拡大と、PlayStation 4の国内販売開始。9位は大画面になったiPhone 6/6 Plus発売、10位にはHDD内蔵型ポータブルオーディオプレーヤーのiPod classic販売終了がランクインした。

　ノミネートされた以外の話題では、DJ機器メーカーのVestaxや老舗音響機器メーカー山水電気の破産などが挙げられた。

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