プレイバック2022

カメラ故障で「EOS R6」購入。さらに深まるVの沼 by 編集部 野澤

Mark II発表チョイ前に「EOS R6」を買いました

【悲報】急に壊れたミラーレスカメラ。さようならEOS RP

マイクやミキサーを買い替えたり、配信機材を増設したり、イスを買い替えたり、ホロライブのグッズを買ったりと例年通り支出額がとんでもないことになっている。トドメに仕事用のノートPCもポチった(重いクリエイターノート……)。それでも今年の一番高価な買い物はミラーレスカメラ「EOS R6」。今回も買った1カ月後くらいに噂が出始めて、すぐにMark IIが発表されたけど、値段が10万円程度上がっていたので、むしろ助かったんじゃないかと。

問題は「どうしてもR6が欲しくて思い切って買った」というわけではないこと。ことの発端は、使っていた「EOS RP」のセンサーに汚れが付いてしまったところから始まる。近所のショップなどでは対応できず、クリーニングに出したところ、返ってきたら次は電源周りの様子がおかしくなって取材に持ち出せなくなってしまった。配送時の振動でやられたっぽい。

最初、「カシャンカシャン」という音がどこからともなく聞こえてビビったのち、それがカメラの電源がオンオフを繰り返すことで鳴っていることを確認して絶望した。しかも保証が切れたタイミング。今年もツいてなくて逆に安心してくる。

そこで、どうせ買い替えるなら「暗い場面での撮影が多くて調整がめんどくさい」という悩みも解決してしまおうと、高感度撮影の評判が良かったR6を購入した。実際、ISOをオートにしておくだけで、薄暗い場所での撮影でもノイズが出にくく、安定して綺麗に撮れるようになったので、非常に助かっている。頼むからこのまま5年くらい保ってくれ。

ちなみに、RPの故障がソニーのVLOGCAM「ZV-E10」の購入直後だったこともあり、さすがにしんどくて、R6は分割で買うしかなかった。ビックカメラの分割手数料無料に助けられた。

さらにたたみ掛けるようにCinema Lineの「FX30」も登場。さすがに買えない。静止画はキヤノンの仕上がりが好みなのだけども、動画はやっぱりソニーのAF周りが使いやすいと今年実感したので、今後取材で動画を撮っていこうと考えると、色々とちょうどいいFX30が魅力的に感じる。30歳はまだもう少し先なのでソニーストアの分割手数料無料の対象だけど、これ以上ローンが積まれるのはしんどい。バイクの支払いもあるし。

ちなみにカメラ周りの不運は、カリ(Mori Calliope)とおかゆん(猫又おかゆ)のライブが現地の良い席で当たるという幸運で戻ってきたので今年の運勢はそこでプラマイゼロになったと思う。あとは金運が良くなればなぁ。

今年も色々買いました(一部)。左からヤマハ「AG06MK2」、オーディオテクニカ「AT2040」(手前)、Elgato「Stream Deck」(奥)、ソニー「ZV-E10」&BTグリップ

圧巻のARライブとただ嬉しかった“おかゆん”の1stライブ、気になるVarium

ライブに現地参加したり、ある程度語れるほどになったVTuber沼(こちらも散財の原因)。ライブに興味を持ったきっかけは3月にあったhololive 3rd fes.を配信で観たこと。バーチャルな存在である彼女らがリアルなバンドと違和感なく組み合わさっているARライブのクオリティの高さに衝撃を受け、その後に発表されたカリの1stソロライブを生で観てみたいと、ダメ元で応募してみたら上記の通り当選した。

【#つながるホロライブDAY1】hololive 3rd fes. Link Your Wish【チラ見せ】
【#つながるホロライブDAY2】hololive 3rd fes. Link Your Wish【チラ見せ】

現地でステージ上に現われたカリの姿を見て、「リアルでもその場に居るように見えるんか!!」と再度衝撃を受けた。若干角度の付いた場所から見ていたのだが、横から見ても不自然さがほとんど感じられなかったのが本当に不思議で、色々調べてみたものの、いまいち仕組みがわからずじまいに。

[NEW UNDERWORLD ORDER] DEAD BEATS - Calliope Mori x TeddyLoid mix (First Solo Concert)

というか、なんとなくこんなことをしているんだろう、というのはわかりつつも、確証が持てない。本当にその仕組みであんな見え方になるのか? という疑問が残ってモヤモヤする。取材させて欲しい……。

おかゆんの方は完全に趣味と割り切って全力で楽しんできた。デビューから応援している最推しの1stソロライブが現地で当たるとは、と最初はこの運の跳ねっ返りが怖いと思ったけども、振り返るとカメラで散々な目に遭っているし、ほかにもツーリングの予定を入れた休日はほとんど雨天になって予定が潰れるという悲劇も続いたのでこれは妥当なはず。どハマりするとこんな感覚になるのかと、アイドルを追う人の気持ちがわかった気がする。

ORANGE PARADE feat. 戌神ころね / 猫又おかゆ( #おかゆソロライブ ver)【猫又おかゆ/ホロライブ】

そんな感じでホロライブ全体も観ていくと、1人1人の魅力も大事だけれども、同期や内部ユニットの一体感の良さに強く惹かれる。なにより全体で集まったときに、歌の得意/苦手や、それぞれのタイプの違いがあるはずなのに、ちゃんとバランスが取れた上でクオリティも抜群に仕上がっている、というグループの強みを発揮している様子を見せつけられ、これは箱推しが多いのも納得できるなと思ったところ。

4thライブは是非現地で見たいのだが、ちょうど立て込んでるタイミングだったこともあり、1次先行抽選の申し込みを失念。2次先行抽選は絶対に応募しなくては、と執筆中に応募した。ローチケの2次先行は2023年1月15日23時59分までだ。

と、趣味全開ながら頭の端っこでは若干仕事の分野にも脚をつっこんでいるという状況で続けているVTuberの配信視聴。ホロライブ以外もちまちまと観る幅を広げていて、その中でも最近注目しているのが、10月に1期生がデビューしたVarium。

後発だからというのもあるのか、キャラクターデザインとLive2Dの担当クリエイターが豪華で、クオリティが非常に高いだけでなく、それぞれの個性もなかなか強烈。1期生は5人なのだが、互いの情報をしっかり把握していて、それぞれの配信だけでなく、グループ内のコラボや全員が集まったときの一体感があって、チームとして面白い。

とくに初っぱなから、全員集合配信のサムネに立ち絵のグリーンバックが残っているという派手なミスをかました“うめちゃん”(狛犬うめ)と、それをしれっと「そのまま使ってPON(=ポンコツ)のイメージを確立してしまえ」とカバーしていた“にゃにゃせ”(七瀬える)の2人が個人的に好き。それぞれうめちゃんがまとめ役、にゃにゃせが天然キャラでいこうとしていたところ出鼻をくじかれたという裏話が直後に出てきてオチが付いたのも面白い。

ほかの3人も、初配信から飲酒していていつも呑んでるイメージしかないルイズ・プリエール、ふわっとした喋り方ながら何故か聴き取りやすい声が特徴で常識枠に落ち着いた月宵あび、マイペースでおとなしそうな印象ながら独特な絵柄や強烈な個を持っている涼月すいと個性派揃い。5人とも共通して話しているだけで面白いので、雑談配信をしているとついつい開いてしまう。

【 アンケート調査 】1期生デビュー1か月コラボ!アンケート発表会❕【Varium/ぶいありうむ】

まだ1期生だけなので今後どうなるかはわからないけども、このクオリティを保ちながらメンバーが増えていったらすごいグループになるのでは……と、今後も目が離せない。2023年は個人VTuberも積極的に色々観ていこうかなぁ。

野澤佳悟