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強力NCとパワフルサウンドで1万円以下! 脅威の“万能TWS”「EarFun Free Pro 3」

EarFun「Free Pro 3」ネイビーブルー

EarFunブランドの躍進がとまらない。最大-43dBのハイブリッド型ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能や、QualcommのSnapDragon Soundに対応するなど、上級クラスと同等の機能性を持ちながら、価格は1万円を切る、驚くべきハイコストパフォーマンスを誇る新イヤフォンが登場した。それが「Free Pro 3」(9,480円)だ。

結論から先に言うと、パワフルなサウンドと強力なANCを搭載し、マルチポイントやゲームモードなどの機能も満載しつつ、本体はコンパクトで軽量という“万能TWS”に仕上がっていた。このハイコスパなイヤフォンを、これを読んでいる読者限定で、さらにお得な価格で購入できる限定クーポンも発行してもらったので、Free Pro 3が気になった人は活用して欲しい。詳細は記事の最後で。

左からシルバーホワイト、ブラウンブラック。カラーは3色用意する

そもそも「EarFun」とは?

ユニットやアクティブノイズキャンセリング機能に自社開発の技術を活用するなど、高い技術力を持つEarFun

そもそもEarFunは、工業デザイナーや音響エンジニア、音楽愛好者たちによって2018年に設立された新進気鋭のオーディオブランドだ。最新音響技術を積極的に取り込みつつ、ドライバーユニットやANC機能を自社開発するなど、ハードとソフトの両面で高性能を誇る製品を驚くべき開発ペースで矢継ぎ早にリリースし続けている。その最新モデルである「Free Pro 3」も、なかなかに魅力的な製品に仕上がっている。

Free Pro 3
パッケージデザインも可愛い

まず、機能性の充実が素晴らしい。EarFunが得意とするANCは、この価格帯としては望外といえるハイブリッド型ANCを搭載。さらに、EarFunの独自技術「QuietSmart 2.0」を採用することで、最大-43dBというかなり強力なノイズ低減性能を獲得した。

単にノイズを低減するだけでなく、風切り音の少なさや外音取り込みモード時の自然な響きにもこだわっているなど、数値を重要視しつつも使い勝手にも配慮されている。実際に使ってみたところ、確かにANCはかなり強力で電車内では暗騒音が抑えられ快適に過ごせたし、外音取り込み時に風切り音が気になることもなかった。

ANCの独自技術「QuietSmart 2.0」を搭載している

これは、EarFunの技術力もさることながら、Qualcomm社の最新Bluetooth SoC「QCC3072」を採用した相乗効果、基礎体力の高さも功を奏しているのだろう。実際、マイクの音声に関しても充分なクリアさを確保していた。こちらは左右合計6基の通話用ENCノイキャンマイクを活用しているアドバンテージもありそうだ。

このほかにも、Bluetooth 5.3採用による接続安定性の高さ、2台のデバイスに同時接続できる(必要に応じて自動切り替えを行なってくれる)マルチポイント接続対応など、最新モデルならではのインテリジェントさが随所にみられる。

小さなボディに機能を満載。付属品も充実

加えて、「QCC3072」採用は音質にも多大なる恩恵をもたらしてくれている。まず、Qualcomm社の提唱するサウンドプラットフォーム「SnapDragon Sound」に対応している。こちら、単なるコーデック対応とは異なり厳格なチェックがあるため“お墨付き”としてはなかなかの信頼度を持つ。

SnapDragon Soundに対応

それに合わせBluetoothコーデックはSBC、AACに加えてaptX Adaptive(96kHz/24bit)にも対応しているので、ハイレゾ級の良サウンドを楽しむことが可能となっている。さらに、iPhoneも対応予定と噂されるLE Audioにも今後アップデートで対応予定となっており、新時代コーデックLC3も活用することができるという。

このほかにも、イヤフォン本体はIPX5の防水性能を確保。専用ケースはワイヤレス充電や急速充電に対応。連続再生時間はANC OFFで最大7.5時間、充電ケース込みで最大33時間(ANC ONでは最大6時間と27時間)となっている。機能面では、長く使い続けられる充実した内容を持ち合わせている。

ワイヤレス充電や急速充電に対応する付属の充電ケース

また、iOSおよびAndroid OS対応の専用アプリも用意されており、こちらからANCや外音取り込み、低遅延(55ミリ秒)のゲームモードへの切替ができるほか、イコライザー調整(10種類のプリセットを用意)も利用可能となっている。こちらのアプリ、なかなか便利なので積極的に活用したいところだ。

専用アプリも用意されており、イコライザーで好みの音のカスタマイズも可能

Free Pro 3もうひとつの魅力はボディの軽量さだろう。イヤフォン本体は耳から飛び出すことなくすっぽり収まる小型筐体を採用。重量も5gと、比較的長時間装着し続けても疲れにくいし、イヤーフィンが付属しているので脱落もしにくい。

ボディはコンパクトで軽量。装着もしやすい
イヤーフィンが付属しているので、装着安定性を高められる
イヤーフィンにも複数サイズを用意。突起が無いタイプもあるなど、低価格なイヤフォンと思えないほど付属品が充実している

イヤーピースもシリコンタイプが5サイズ(XS/S/M/L/XL)、フォームタイプが3サイズ(S/M/L)付属していて、細かく調整できることも嬉しい。充電ケースもかなり小さく、胸ポケットでも違和感なく収めることができる。これでワイヤレス充電対応なのは驚きだ。

付属品一覧。イヤーピースはシリコンタイプ、フォームタイプ、両方付属する
充電ケースも胸ポケットに難なく入るコンパクトさ

パワフルな低音と、伸びやかな高音

このように、機能面では上級クラス製品に匹敵する内容をもつFree Pro 3だが、気になるのは音質のほうだ。AndroidスマートフォンとaptX adaptive接続して試聴してみる。

ウール複合素材を振動板に採用したという7mm径ダイナミック型ドライバーの特徴もあってか、聴き心地の良いサウンドが特徴だ。

低域はかなりパワフル、高域も充分に伸びやかだが、ざわつきや嫌な鋭さがなく、耳障りのよい丁寧な表現を聴かせてくれる。おかげで、宇多田ヒカル「BADモード」は力の抜けた優しい歌声を聴かせてくれるし、演奏もリラックスしたプレイに感じられる。

米津玄師「M八七」は、僅かなハスキーな歌声と壮大な広がり感を持つ演奏によって、普段より情緒的な曲に感じられる。一方、「KICK BACK」は再生音の丁寧さが功を奏してか迫力満点さと聴きやすさが絶妙にバランスしている。

ポップスとは全体的に相性がよいが、ピッタリなのがYOASOBIだ。「勇者」も「アイドル」も、距離感の近いヴォーカル、迫力あって広がり感もスームズな演奏が合わさり、普段よりも印象的なサウンドに感じられる。

クラシックも良好だった。重心が低く落ち着きのある、同時に、自然な広がり感を持つ迫力あるサウンドを聴かせてくれる。フルオーケストラ演奏が臨場感よく、とても楽しく感じる。

このように、「Free Pro 3」は機能的に充実しているうえ軽量コンパクトなので扱い易く、それていてサウンドも魅力的という、なかなかの“万能選手”に仕上がっている。

手に入れた際の満足度は、かなり高いものになるはず。これで1万円以下の価格を実現しているのは、驚きでしかない。

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野村ケンジ

ヘッドフォンからホームシアター、カーオーディオまで、幅広いジャンルをフォローするAVライター。オーディオ専門誌からモノ誌、Web情報サイトまで、様々なメディアで執筆を行なうほか、レインボータウンFMの月イチ番組「みケらじ!」にレギュラー出演、YouTube「ノムケンLabチャンネル」を運営するなど、様々なメディアで活躍している。最も得意とするのはヘッドホン&イヤホン系で、年間300モデル以上の製品を10年以上にわたって試聴し続け、常に100製品以上を個人所有している。一方で、仕事場には100インチスクリーンと4Kプロジェクタによる6畳間「ミニマムシアター」を構築し、ステレオ用のプロフェッショナル向けTADとマルチチャンネル用、2系統のスピーカーを無理矢理同居させている。