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迫力サウンドと強力NCで8,990円! 信じられない超コスパTWS「EarFun Air Pro 3」

EarFun「Air Pro 3」

“高機能”と“良サウンド”。どちらも高価格帯のTWS(完全ワイヤレスイヤフォン)に求められる指標だが、それを1万円以下という価格帯で巧みに両立してしまった製品がある。EarFunの上級モデル「Air Pro 3」だ。

上級モデルと言っても、Air Pro 3の価格は8,990円とリーズナブル。この価格で、通勤通学はもちろんオフィスに自宅にと、幅広い年代のユーザーが様々な場所で活用できる、機能と音質を備えた完成度の高さが特徴だ。

なお、これを読んでいる読者限定で、さらにお得な価格で購入できる限定クーポンも発行してもらったので、Air Pro 3が気になった人は活用して欲しい。

EarFun「Air Pro 3」

そもそも「EarFun」とは?

EarFunは、工業デザイナーや音響エンジニア、音楽愛好者たちによって2018年に設立された新進気鋭のオーディオブランド。最新音響技術を積極的に取り込みつつ、ドライバーユニットやアクティブノイズキャンセリング機能を自社開発するなど、ハード/ソフトの両面でこだわりあるモノづくりを行なっているのが特徴だ。

ユニットやアクティブノイズキャンセリング機能に自社開発の技術を活用するなど、モノづくりを積極的に行なっているEarFun

それでいて、手が届きやすいハイコストパフォーマンスな価格設定なのも嬉しいポイント。こうした点が評価され、日本だけでなく、世界100以上の国・地域で展開。CES 2020のイノベーションアワードやiFデザインアワード2020、日本でもVGPアワード4期連続受賞するなど、市場からの評価も高い。

そんなEarFunは、スピーカーなども手掛けているが、最も得意とするのがTWS。実際に現行ラインアップの大半がTWSなのだが、その最新モデルがこの「Air Pro 3」。当然のごとく、とても充実した内容を持ち合わせている。

Air Pro 3
余談だが、パッケージのデザインもかわいい。付属品も充実している

Air Pro 3、4つの注目ポイント

Air Pro 3の注目ポイントは多方面にわたるが、そのなかでも大きな魅力は以下の4つだ。

  • 1.ANC(ノイズキャンセリング)の高性能さ
  • 2.最新規格への対応
  • 3.装着感のよさ
  • 4.音質のよさ

ANCとして、-43dBものノイズ低減を実現した自社技術「QuietSmart 2.0」を搭載している。外側のマイクでノイズを集音する「フィードフォワード」と、イヤフォン内側のマイクで集音する「フィードバックマイク」を組み合わせたハイブリッドシステムで、かつ、SoCに組み込むソフトウェアを自社エンジニアが開発している。

NCアルゴリズムのチューニングも手掛けることで、-43dBというかなり高性能なノイズ低減を実現している。近年は、Bluetooth SoC搭載のANCをそのまま使うだけの製品も存在するが、ここまでの高性能ANCは、ソフトウェアの自社開発という手間をかけてこそ。

自社技術「QuietSmart 2.0」

実際に使用してみると、誰もがハッキリと体感できるノイズ低減性能がある。たとえば、筆者の部屋にある空気清浄機は、動作モードを最大にするとかなり大きなファンノイズが発生するのだが、Air Pro 3のQuietSmart 2.0を使うと、それがほとんど聞こえなくなる。

しかも、ひと昔前の高性能ANCにありがちだった“耳鳴り”を感じてしまうようなこともほとんどなく、とても自然な効き具合となっている。このNC機能が1万円以下で入手できるだけでも、魅力的に感じられる人がいることだろう。

また、屋外を歩いていると風切り音の少なさも実感する。マイクで外の騒音を収音しているわけだが、ビルの近くなどで強い風が吹き付けると、「ボボボッ」というような風切り音が聴こえてしまう製品もある。しかし、QuietSmart 2.0では、そこもうまく抑えられている。これも自社開発ソフトウェアの効果なのだろう。

高いANC性能は、騒音の多い屋外を歩いている時も効果絶大

2つ目の“最新規格への対応”は、音質と接続性にまつわる部分。

まず、機能性と音質の両面で要となっているBluetooth SoCに、Qualcommの最新チップ「QCC3071」を採用。Bluetooth 5.3に対応することで接続性やバッテリー持続時間を向上させつつ、BluetoothコーデックもSBC、AACに加えてaptX Adaptive(96kHz/24bit)に対応、ハイレゾ級の良音質を楽しむことができる。

加えて、次世代BluetoothオーディオのLE Audioにも、今後のアップデートによって対応予定だそうだ。

このほかにも、ゲームや映画鑑賞で映像と音のズレを抑える低遅延モードや、2つの機器を同時接続できる(正確にはひとつが接続、ひとつが待ち受け)マルチポイント接続にも対応。マルチポイント接続は、例えば会社のスマホと自分のスマホと同時接続したり、仕事のPCとスマホと同時接続するなど、リモートワークの普及で便利さが再確認されている。こうした、使っていて便利な機能もしっかりと盛り込まれている。

バッテリー持続時間はANCオンで最大7時間、オフだと9時間。ケースからの充電を含めると最大45時間と余裕あるスペック。10分の充電で2時間使用が可能な急速充電機能にも対応しているので、バッテリー切れの不便さを味わうことはまずない。

さらに、専用ケースは小型ながら、ワイヤレス充電にも対応。この価格でこの充実ぶりなので、機能面では今後数年間、遜色や不満を感じることはないだろう。

コンパクトな充電ケース
ケースの充電端子はUSB-C

アプリや装着感にもこだわり

専用アプリ「EarFun Audio」

iOS、およびAndroid OS対応のアプリ「EarFun Audio」も用意されており、ANCや外音取り込み、低遅延モードへの切替やイコライザー調整(6ポイント)、タッチ操作のカスタマイズなどができる。自分の使いやすい設定にカスタムするにはとても重宝するので、アプリの活用は是非ともオススメしたい。

なお、アプリにはファームウェアアップデート機能も搭載されており、不具合修正はもちろんのこと、ユーザーからのフィードバックを反映した改良や機能追加も予定しているそうだ。

もうひとつ、装着感のよさもAir Pro 3の魅力といえる。基本的なデザインはショートスティック型だが、ドライバーが搭載されたメイン部分との繋がりがスムーズで、妙な窪みがないため、手に持ちやすく、装着もしやすい。

加えて、耳側はコンパクトに纏められ、ノズル(耳穴に入れる部分)も短めなので、装着時の圧迫感も少ない。このデザインで高い遮音性を実現しているのだから、なかなかの完成度といえるだろう。

イヤーピースを外したところ
ノズルは短めなので、装着しても圧迫感が少ない

実は、Air Pro 3のイヤフォン本体、およびケースのデザインは先代「Air Pro 2」に近いものの、全てが新設計。本体はスティック部がショート化したことで重心バランスが向上し、耳からの脱落も少なくなったように感じる。

スティック部がショート化したことで重心バランスが向上し、耳からの脱落も少なくなった
実際に装着してみた。スティックが目立ちすぎないので、良い意味で主張しないデザインだ

ケースの方も小型化されたのにもかかわらず、蓋が開けやすく、イヤフォン本体も取り出しやすくなった。LEDが3つ配置され、充電状況が分かりやすくなってくれたのも嬉しいポイントだ。

LEDで充電状況がわかる

重低音もバッチリな楽しめるサウンド。アプリで音のカスタマイズも

さて、最後の魅力ポイントである、サウンドについて紹介していこう。AndroidスマートフォンとaptX Adaptive接続して試聴した。

一聴して感じるのは、メリハリのよい元気な音であること。重低音という表現にピッタリと当てはまるわけではないが、量感多めの低域によって、ドッシリとした低重心バランスにより、迫力のあるサウンドが楽しめる。

EarFunによれば、音作りには日本のオーディオファンやオーディオ評論家からの意見も取り入れているそうで、Air Pro 3では、日本のユーザーに向けて、スピード感を重視した低音域のチューニングを追求したそうだ。これが、低音の量感だけでなく、キレの良さを生み出しているのだろう。

おかげで、EDM系はもちろん最新Jポップとも相性がよく、それらの楽曲を聴いているととても楽しくなる。

これは、新採用されたウール複合素材振動板採用の11mm径ダイナミック型ドライバーの特徴であるのはもちろん、“音楽の楽しさ”にこだわるEarFunならではの音作りや表現なのだろう。

ウール複合素材振動板採用の11mm径ダイナミック型ドライバー

一般的なHi-Fi志向とは方向性の異なる、臨場感高めで躍動感のある、明朗快活なサウンドキャラクターが特徴となっている。おかげで、ニノミヤユイ「Dark seek light」は、クリアなヴォーカルとディープな演奏が絶妙なバランスの大迫力サウンドが楽しめた。

YOASOBI「アイドル」もこれが本来意図されたバランスなのかも、と思える絶妙な楽しさがある。特に2コーラス以降は必聴。早見沙織「Tear of Will」も、まるで映像付の劇伴を聴いているような臨場感が楽しい。このように、女性ヴォーカルとの相性が抜群によかった。

質感の良さは充分持ち合わせているし、特にaptX Adaptive(96kHz/24bit)コーデックでの接続時は音質面でもなかなかの良質さだ。

一方で、Hi-Fi的なフラットバランスを求める人には、アプリの活用がオススメ。EQを使って自分好みの音を作り上げられるからだ。例えば、180Hz以下を大胆に抑え込むと、迫力は残したまま、ヴォーカルがしっかり前に出て、良いバランスになる。

アプリのEQを使っているところ

イコライザー調整により、随分と雰囲気が変わるので、是非皆さんも試してみて欲しい。Air Pro 3の良さを活かしつつ、好みのサウンドに調整するのは非常に楽しい。

街中やオフィスで重宝する高いANC機能と接続安定性の高さ、多彩な機能を持ちつつ、迫力満点の高音質サウンドも楽しめるEarFun「Air Pro 3」。これで1万円以下という価格は、正直信じられない。迫力あるサウンドが欲しいなら“絶対買い”の1台と言える。

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【お詫びと訂正】記事初出時、値引き後の価格を6,590円と記載しておりましたが、6,681円の誤りでした。お詫びして訂正します。(6月11日20時)