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PCでCDを高音質再生するならBDドライブに注目!! パイオニアの音へのこだわりが満載
提供:パイオニア
2024/03/15
PCで光ディスクを再生するにはBlu-ray(BD)ドライブなどが必要だ。当たり前の話だが、現在のPCではディスクドライブを備えるモデルは思った以上に少ない。ノートPCはほぼドライブレスだし、デスクトップPCでも大型モデルでないとディスクドライブを搭載していない。筆者も最近デスクトップPCを更新したが、新しいシャーシにはHDDやSSDなどのコンパクトなサイズのストレージ用ベイに置き換わっていた。ディスクドライブも内蔵されているが、ノートPC用のスロットイン式の薄型メカとなっていたのにはちょっと驚いた。
PCのディスク再生には欠かせないBDドライブ
大切なデータのバックアップ用途として、ディスクとドライブは今も第一線で活躍しているが、ドライブレスのPCが増えているのには理由がある。音楽や映画再生でもネットを使った配信サービスが主流となっており、わざわざディスク再生のために専用ドライブを備えるニーズが減っているためだ。そのため、ディスク再生やCDなどのリッピングを行う人は外付けのディスクドライブを別途購入することが多いだろう。
一方で、絶対数こそ減少傾向にあるもののCDは未だに盛んに発売されている。一時は絶滅したかに見えたアナログレコードでさえ熱心な愛好家に支えられて存続しており、今や若い人にも受け入れられているほどだ。アナログレコードと同様にCDジャケットが欲しいという人は少なくないし、好きな音楽を所有していたいという人は多いだろう。こんな時代だからこそ、ディスク再生のためのドライブにもこだわりたい。そんな人たちにおすすめしたいのが、パイオニアのBDドライブ「BDR-X13J-X」だ。
BDドライブは音楽再生でも進化を続けている! 「BDR-X13J-X」の詳しい情報はこちら高品質なCDプレーヤーかと思うほどの本格的な作り
今回レビューのために「BDR-X13J-X」をお借りして自宅の試聴室で使ってみたが、梱包を開けて本体を取り出して驚いた。操作ボタンこそないが、まるでコンパクトなCDプレーヤーかという印象だ。内蔵式の最上位モデル「BDR-S13J-X」を汎用ドライブケースに入れただけではなく、シャーシを専用に設計しているのだ。
一番に気付くのが脚部のインシュレーター。アルミ削り出しボディで設置面には形状と材料を吟味したクッションを加えた本格的なもの。ダブルアルマイト加工でブラックにカッパーパールのラインが加わった仕上げも質感豊か。これによりドライブの不要な振動を平均で約30%低減するという。
また、ドライブを駆動するための電源回路部にはノイズフィルターを追加し、電源から混入するノイズを平均で約30%低減している。シャーシ自体もしっとりとした感触の高級ラバーコーティング(武蔵塗料社製)を採用。傷や剥がれ、加水分解に強い高水準の耐久性を備えている。持ち上げてもボディはしっかりとしていて、内部のメカがガタガタと音を立てるようなこともない。
内蔵するドライブは「BDR-S13J-X」相当のレベルで、黒で塗装されたケースは内部まで黒塗装されており、信号の読み取り/書き込みを行うピックアップのレーザー光の乱反射を防止。低ノイズ電解コンデンサー、低抵抗フラットケーブルの採用で導通性能を高め、記録/再生時のノイズを低減。さらに、防振のクッションやゴム採用でディスク回転時の振動を低減と、正確な信号の記録/再生のために徹底した作りとなっている。取り付けのためにネジにも銅メッキネジを使用して導通性能を高めるという徹底ぶりだ。
機能としては、BD(1層/2層)、BDXL規格のすべてのディスクに対応し、BD-Rで最大16倍速の高速記録が可能。もちろん、CDやDVDにも対応し、DVD-R(1層)は16倍速、CDは最高48倍速での読み取りが可能だ。このほか、省電力機能をはじめ、最適な記録/再生のためのパイオニアの技術が盛り込まれている。
データ読み取り精度を高め、原音再生を実現する「PureRead 4+」「RealTime PureRead」
各種光ディスクの再生やBD-R、DVD-Rなどへのデータ記録のための高性能も優れるが、「BDR-X13J-X」最大の特徴は音楽CD再生時の「PureRead 4+」などの音楽CDの高音質再生機能だ。一般的な音楽CDはディスクに傷や汚れなどのための一部のデータを正しく読み取れなかった場合、エラー訂正機能によって欠落したデータを補完する。これが頻発すると音楽CD再生時の音質劣化の原因となる。優れた信号読み取り機能が必要な理由だ。
「BDR-X13J-X」では、読み取ったデータに欠落など正しく読めなかった場合、読み取り方法を調整して再度信号を読み取ってエラーの発生を低減する「PureRead 4+」を搭載する。これによってエラー訂正によるデータ補完がほとんど生じない正確な信号読み取りが実現するのだ。しかも、リッピングなどでのデータ読み出し時だけでなく、音楽CD再生時でも「PureRead 4+」のアルゴリズムが働く「RealTime PureRead」も備えている。
これらの高精度な信号読み取りに加え、ディスク再生などの使い方に合わせた最適な設定を簡単に選べる4つのモードを備えるほか、ディスクの回転数を下げ、ディスクへの負担を減らす「音楽CDいたわりモード」も新設されている。音楽CDを大切に扱うためのこだわりに満ちている。
若い頃からたくさんの音楽CDをコレクションしている方や中古CDショップなどを利用することも多い人に安心なのが「オーディオCDチェック」機能。これはディスクの状態をチェックできるもの。音楽CDの記録面を見ても一見は傷も汚れもないように見えても微細な傷があってデータ読み取りが難しくなっているものもある。こうしたディスクをチェックできるわけだ。
大好きなアルバムで何度も聴いているようなディスクは念のためチェックしてみるといいだろう。また、「Pioneer BD Drive Utility」では音楽CDの再生時などでもリアルタイムでディスクの読み取り状態をチェックし、エラーが発生するとお知らせしてくれる機能もある。音楽CD再生やCDリッピング時に見ているとおもしろい。まさに至れり尽くせりのディスク再生機能で本格的なCDプレーヤーにもないものだし、「BDR-X13J-X」が音楽CDの再生などにこだわったモデルであることがよくわかる。
至れり尽くせりのディスク再生機能を備える「BDR-X13J-X」PCでの音楽CD再生とは思えない高音質
では、実際に音楽CDを再生してみよう。ディスクは最近お気に入りの「岸辺露伴は動かない/岸辺露伴ルーブルへ行く」のオリジナルサウンドトラック。菊地成孔らによる音楽も前衛的でスリリングだし、音質的にもなかなか優秀。筆者は音楽CDを購入するとまずリッピングを行って、以後はリッピングしたデータで再生している。音楽CDそのものを痛める心配がないし、現在ならデータ再生のほうがディスク入れ替えの必要もなく便利に使えるからだ。そのため、ディスク自体はほぼ新品でコンディションは良好。オーディオCDチェックでもすべてのトラックが「A」評価だった。傷や汚れの影響がほとんどないということだ。
まずは通常で使っているパソコンの内蔵ドライブで聴いてみることにする。薄型スロットイン式のディスクドライブだ。再生ソフトはWidows Madeia Playerを使用。特にセッティングをいじることもせず標準的な状態で再生している。
いくつものパーカッションがスリリングな演奏を繰り広げる「ザ・ラン」を聴くと、それぞれのパーカッションの音もきちんと出ている。しかし、音の厚みやエネルギー感が少し足りないし、音場の広がりや奥行き感がやや乏しい。一言で言うとやや平板な鳴り方になる。ディスクの状態が良いとはいえ、PCでの再生では若干物足りなさを感じてしまう。
今度は「BDR-X13J-X」だ。トレイをオープンすると音もなくすっとトレイが出てくる。トレイがガシャっと音を立てることもないし、ローダーメカの駆動音が響くようなこともない。制振塗装が施されたトレイの感触もいい。ドライブこそ違うが再生ソフトはWindows Media Playerでほかは同じだ。
「ザ・ラン」を聴くと、パーカッションのアタックの力強さとか、響きの余韻がキレイに出るとわかる。音の粒立ちがぐっと良くなって音場の深さもしっかりと再現される。スピード感のあるリズムにキレが出てよりスリリングな演奏になる。「六壁坂(I)」ではコントラバスの深い低音が不気味に響くが、この低音がローエンドまでしっかりと出る。弦を擦る感じやコントラバスの胴が響いている様子もしっかりとわかる。この実力はオーディオ機器のCDプレーヤーとほとんど遜色がない。
いくつかのディスクで内蔵ドライブとBDR-X13J-Xで聴き比べてみた。かなり聴き込んだ古いディスクなどでも聴いてみたが、いずれも音質的には明らかな違いがある。これは「PureRead 4+」の正確な信号読み取りではなく、専用シャーシの振動対策やノイズ対策などの効果もあると思うが、いわゆる普通のデスクトップPCでの再生とは思えない音質だ。
もちろん、BDR-X13J-Xならば音楽CDをリッピングしても高精度なデータを取り出せると思うが、ディスクを直接再生しても満足度はかなり高い。PCを使って音楽再生をしている人ならば音楽CD再生用として手に入れてもいいくらいだ。これが10万円もする高価なものだと迷ってしまうが、実売で5万円ほどなら贅沢をしてもいいかと思ってしまう。というか、筆者はPCでの再生用/リッピング用として導入を決めた。
至れり尽くせりのディスク再生機能を備える「BDR-X13J-X」公式通販サイト冒頭で述べたように、音楽CDを購入する人は減少傾向にあるが、何千枚もの音楽CDを持っているベテランの人やブックレットやディスクが手元にない音楽配信サービスでのオーディオ再生に物足りなさを感じ、CDに関心を持ち始めた人も多いだろう。PCで音楽CDを再生するにはディスクドライブが必須であり、新たに購入するならば音楽CDの高音質再生にこだわった「BDR-X13J-X」がおすすめだ。
アプリから素早く聴きたい曲を選んで再生する音楽配信サービスとは違って、ディスクのジャケットを見ながらどの曲を聴こうか悩んだり、CDを丁寧に持ってディスクトレイにセットして再生する。ひと手間かけた再生も趣味としては大きな魅力がある。単なるBDドライブではなく、CDプレーヤーにも匹敵する「BDR-X13J-X」なら、そんな趣味の時間をさらに豊かなものにしてくれるだろう。そして、大切な音源のバックアップ先としても活用できる。高品質なドライブならではの音楽の楽しみ方を体感してほしい。
Stellanova Limitedと組み合わせて最小サイズのオーディオを満喫できる
BDR-X13J-XはあくまでもPC用の外付けドライブだからサイズ自体はコンパクトだ。ノートPCとの組み合わせならばデスクトップのスペースでも十分に高音質な音楽CDの再生ができてしまう。そんな最小サイズの本格的なPCオーディオを楽しむならば、おすすめの製品が「Stellanova Limited」。PCとUSB接続、またはワイヤレスで接続してシンプルで高音質なオーディオ再生を楽しめるコンポーネントの最上位モデルだ。
ベースとなるStellanovaから部品の選定や回路設計、配線パターンの見直しまで徹底して磨き上げ、ハンドメイドに迫るような作り込みを行っている。性能的にもベースモデルの2倍の高出力オペアンプを採用して余裕のある出力と低インピーダンスのスピーカーも駆動できる実力を得た。ヘッドフォン用のアンプICも同様だ。DAC以降のアナログ回路の見直しやワイヤレスユニットで問題となる電源ノイズ対策なども徹底し、さらなる高音質を実現している。
片手で持てるようなコンパクトで薄型な製品だが、音の実力はかなりのもの。デスクトップに置いて使えるような小型スピーカーならばパワフルでしかも繊細な音を楽しめるし、筆者の自宅で使っているB&W マトリクス801 S3をしっかり鳴らしてしまう実力まで備えている。きめ細やかで音場も豊かな鳴り方は上質だが、厚みのある中低域のエネルギー感もなかなかのものでスケール感や迫力も十分。
しかもブラック塗装にダイヤモンドカットで切削加工し、カッパー色で仕上げたダブルアルマイト加工のボディはBDR-X13J-Xと同じ配色。見た目にも高品位で質の高いオーディオシステムが完成する。ノートPCとBDR-X13J-Xの組み合わせだけでなく、スピーカーやヘッドフォンでの再生も考えるならばベストなパートナーだ。
ブラック塗装にダイヤモンドカットで切削加工。音だけでなく製品のデザインにもこだわっている。電源ONになると底面がブルーに光るギミックも