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東芝、ハイブリッドレコーダのフラグシップモデル「RD-X4」
−GRTや12bit/216MHz映像DACを装備。拡張キットも用意


12月1日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:東芝DVDインフォメーションセンタ
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 株式会社東芝は、GRTや12bit/216MHz映像DACを装備した250GB HDD/マルチドライブ搭載ハイブリッドレコーダのフラグシップモデル「RD-X4」を12月1日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は17万円前後の見込み。

 RD-X4は、同社のハイブリッドレコーダ「RDシリーズ」の最上位機種。10月に発売した「RD-XS41」をベースに主に高画質化が図られている。RD-XS41からの最大の強化ポイントは、GRTとアナログ・デバイセズ製の12bit/216MHz 映像DAC(RD-XS41は10bit/54MHz)を採用したこと。

 また、全回路同一構成のアクティブIV変換型DC構成ビデオアンプを搭載。さらに、金属皮膜抵抗、低インピーダンスコンデンサなどの高性能部品を使用するほか、ガラスエポキシ両面基板を新設計した。基本デザインはRD-XS41と同じで、外形寸法も430×325×78mmで変更されていないが、「中身は別物」(同社)としている。

 プログレッシブ回路も、RD-XS41「アダプティブ・リアル・シアター・モード・プログレッシブ回路」から、より高精度なI/P変換を行なうという「アドバンスト・リアル・シアター・モード・プログレッシブ回路」に変更されている。

 フロントパネルはRD-XS41のミラー処理からクロームメッキ処理となり、リアパネルもヘアライン仕上げのステレンス製となったほか、クリーンな音色を引き出すというステレンスビスも使用。

 さらに、HDDの振動のシャーシ伝導に配慮したインシュレータを採用するなど、本体構造にもこだわっている。これらの強化により、重量はRD-XS41より200g重い5.2kgとなっている。

東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社 デジタルAVグループ デジタル機器開発技術担当DVDシステム第二チーム チームマネージャー 桑原光孝氏

 音質面でも、オーディオDACにTI製の「PCM1737E」(192kHz/24bit)を採用するほか、低ジッターの専用マスタークロックを搭載。さらに、光デジタル出力に加え、同軸デジタル出力も装備し、トロイダイル型パルストランスや、180MHz動作のバランスバッファを採用している。また、デジタル/アナログ分離型ローカルレギュレータや、低インピーダンス電解コンデンサなど高音質パーツを使用している。

 東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社デジタルAVグループ デジタル機器開発技術担当DVDシステム第二チーム チームマネージャー 桑原光孝氏は、「DVDレコーダとしてはもちろん、DVDプレーヤーとしても最高性能を目指した。レコーダだからという妥協をなくした」と話す。オペアンプにも、同社のフラグシップDVDプレーヤー「SD-9500」で使用している高速なものを採用している。

 また、RDシリーズの新たな試みとして、「RD-X4拡張キット」を2004年3月に発売する。まだ、価格や詳細な仕様は決定していないが、ユーザーがアップデートディスクを購入する形になる見込み。追加する機能は主に電子番組表「DEPG」、「フォルダ機能」、「DVD-RWのVRモード録画」の3つ。

 なお、「現在、明らかにできる機能はこの3つだが、これ以外にもいくつかの機能を考えている」(株式会社東芝 デジタルAV事業部 DAV商品企画部 参事 片岡 秀夫氏)という。価格を含めて詳細は、改めて発表するとしている。

 DEPGは、現在のRDシリーズではEPG予約をする際にはPCが必要であるのに対し、RD-X4単体でEPG予約を可能にする機能。地上/BSアナログに加え、BSデジタルやCS、CATVの専門チャンネルの番組表も網羅するとしている。詳細はまだ明らかにされていないが、現在RDシリーズが使用している「TVサーフの延長線上の機能になる」(同)としている。

「DEPG」の画面イメージ

 スカパー!との連動機能については、「現在紹介できる機能ではないが、ニーズがあることは理解している。スカパー!との連動機能も含めて、やりたいこと・やならければならない長いリストがあるが、実現できるのはタイミングなど諸事情が合致した時」(同)と説明した。

 また、騒音については「自分でも歴代のRDシリーズを枕元で使用しているが、RD-2000、RD-X1、RD-X2と世代間の差は歴然。RD-XS41でかなり静かになった。RD-XS41以降の機種では同程度」(同)という。

 RD-X4本体にはD1入力端子を装備しており、新たに「D5モニター」機能が追加された。RD-X4の電源がONの時に、RD本体のD1入力からD端子出力にスルー出力する機能。D端子出力が1系統しかないBSデジタルチューナなどを使用するときに、テレビとRD-X4を繋ぎかえる必要がなくなる。ただし、RD-X4の電源がOFFの時にはスルー出力できないほか、RD-X4で録画する際には、接続した外部機器の出力をD1に変更する必要がある。

 基本機能については、RD-XS41と同じでDVDマルチドライブ搭載し、同社が「RDエンジン」と呼ぶ新アーキテクチャ採用。250GB HDDと自社開発のDVD-R/RW/RAMドライブを内蔵。カートリッジ付きDVD-RAMにも対応している。書き込み速度は、DVD-R 4倍速、DVD-RW 2倍速、DVD-RAM 2倍速となっている。

 ノイズリダクションとして「3D-DNR」、「モスキート NR」、「ブロック NR」の3種類や、簡易TBCを装備する。再生機能でも、音声付き1.5倍速再生機能も備える。

 本体前面には、DV(i.LINK)入力端子を装備。Ethernetを使った「ネット de ナビ」機能も装備。

 チューナは、BSアナログとCATV対応地上アナログを搭載。入力端子はD1映像1系統、S映像3系統、コンポジット3系統、アナログ音声3系統、DV1系統を装備。出力端子はD端子1系統、コンポーネント1系統、S映像2系統、コンポジット2系統、アナログ音声2系統、光デジタル出力、同軸デジタル出力1系統を備える。Ethernetは10BASE-T/100BASE-TXに対応。消費電力は48W(BSアンテナ供給時53W)。

リモコンのデザインは従来機種(右)とほとんど同じだが、RD-X4のリモコンは銀色に塗装されている(左) ボタンも、拡張キットで追加される機能用のボタンが追加されている


株式会社東芝 デジタルAV事業部 DAV国内営業部 部長 岡田淳氏

 株式会社東芝 デジタルAV事業部 DAV国内営業部 部長 岡田淳氏は、DVDレコーダ市場について、「今年の国内出荷台数は220万台ぐらいと予測している。上期の実績は72万5,00台で、下期は約150万台と見ている。特に12月はビクター、ソニーも参入したことで、50〜60万台の出荷と予測している」と説明した。

 また、「2004年は300万台規模と見込む。まだ普通の人には、DVDメディアのフォーマットが3種類あるということが知られていない状態であり、東芝では全機種にマルチドライブを搭載。消費者の迷いをなくして、総合シェア30%、90万台の出荷を目指す」と今後の見通しを語った。

レコーダ国内需要予測 国内レコーダ市場分析 東芝は、2004年のシェア30%を目指す

 日本市場の特徴としては「VHS内蔵とHDD内蔵で8割を占めるというのが、海外市場とはまったく違う傾向」と話し、「今回、4機種を追加した計6機種でRDシリーズを訴求していく。また、新規ユーザー向けだけでなく、従来のRDファンに向けても新しい商品を開発していく」とラインナップを説明した。

東芝の国内ラインナップ 広告キャラクタには、藤原紀香さんを起用。「DVDレコーダに魔法をかけましょう」のコピーで、マルチ対応を訴求する

 デジタルAV事業部 DAV国内営業 企画担当 稲葉真由氏は、今回発表の4機種について、「DV端子や、プログレッシブ出力を全機種に搭載し、他社から劣っていた点を補強した」と解説。

 さらにソニーが年末に発売予定の「PSX」については、「あくまでゲーム機との兼用機」として、「RDシリーズは録画メディアとして普及しているDVD-RAMに対応している」、「PSXはWOWOWデコーダと接続できない」、「PSXではフレーム単位の編集ができない」などの9つの相違点を挙げた。

 「PSXはRDシリーズで当たり前の機能が使えない。RDシリーズには兼用機にない良さがある」と語り、PSXとの優位点を強調した。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2003_11/pr_j1201.htm
□製品情報
http://www.rd-style.com/
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(2003年11月12日)

[AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]


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