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ソニー、aptX HDやDACモード対応のウォークマンA40。カラー刷新、16GB約22,000円

 ソニーは、ハイレゾ対応ウォークマン「A40シリーズ」を10月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はイヤフォンが付属しない「NW-A45」(16GB)が22,000円前後、「NW-A47」(64GB)が37,000円前後、イヤフォン付属の「NW-A45HN」(16GB)が29,000円前後、「NW-A46HN」(32GB)が34,000円前後。従来モデルとは異なり、64GBはイヤフォンが別売となった。

ウォークマン「A40シリーズ」(ホライズングリーン)

 カラーは一新され、ムーンリットブルー、ペールゴールド、グレイッシュブラック、トワイライトレッド、ホライズングリーンの5色を用意する。

左からムーンリットブルー、ペールゴールド、グレイッシュブラック、トワイライトレッド、ホライズングリーン

 なお、4.4mmのヘッドフォンバランス接続に対応した上位モデル「NW-ZX300」も同じく10月7日に発売される。この製品については別記事で掲載する。

ペールゴールド
グレイッシュブラック

DACモード搭載。aptXやMQAにも対応

 ハイレゾ対応ウォークマンのエントリーモデル。進化点として「DACモード」を搭載。PCとウォークマンをUSB接続してDACとして利用することで、より高音質で楽しめる。また、Bluetooth接続時のコーデックはLDACなどに加え新たにaptX HDにも11月以降のアップデートで対応。さらに、MQA形式の音楽再生にも対応。デジタルアンプのS-Master HXのICには高音質はんだを使用。「透明感・ツヤのあるボーカル」を実現するという。これらの進化点は、同日に発表された上位モデル「NW-ZX300」とも共通。

 ZX300とは異なり、A40はヘッドフォンの4.4mmバランス接続には対応せず、従来のAシリーズと同様にステレオミニ接続のみ。

PCと接続してDACモードで再生

 さらに、'16年の「A30シリーズ」からの進化としては、「外音取り込み機能」を搭載。イヤフォン同梱モデルや、別売イヤフォン「IER-NW500N」使用時は従来モデルと同様にデジタルノイズキャンセリング(NC)機能が利用可能で、新機能の外音取り込みを使うと、音楽を聴きながら周囲の音も聞ける。

 また、基板レイアウトも変更。バッテリからS-Master HXの電源が最短ルートを通るように設計したことで、定位を向上し、ボーカルの歪み感を改善したという。

 そのほか、付属イヤフォンのフロントハウジングの形状を変更して装着感を向上。絡みにくいセレーションケーブルを採用しており、柔らかい素材のケーブルに変更している。

 ハイレゾでない楽曲を、ハイレゾ相当にコンバートして再生するDSEE HXも引き続き搭載。内蔵メモリの他にmicroSDスロットも装備する。ヘッドフォン出力はステレオミニ。タッチパネルと本体側面のボタンで操作する。インターフェイスはWM-PORT。

 再生対応ファイルはMP3/WMA/ATRAC/ATRAC AdvancedLossless/WAV/AAC/HE-AAC/FLAC/Apple Lossless/AIFF/DSD(DSF/DSDIFF)。新たにMQAの再生も可能になった。DSDは11.2MHzまで再生できるが、PCMへの変換再生となる。PCMはFLACが384kHz/24bitまで、WAVは192kHz/32bitまでサポートする。

 内蔵バッテリでの連続再生時間(MP3 128kbps)は、NC ON時が約39時間、NC OFF時が約45時間。ディスプレイは3.1型で、解像度は800×480ドット。

 BluetoothのプロファイルはA2DP、AVRCPに対応。コーデックはSBC/LDAC/aptxをサポートする。前述の通り、aptX HDにも11月以降のアップデートで対応予定。FMチューナも装備。

 外形寸法は約97.5×55.9×10.9mm(縦×横×厚さ)で、重量は約98g。

ムーンリットブルー
トワイライトレッド
ホライズングリーン

 A40シリーズの別売アクセサリとして、装着したまま片手でウォークマンを操作できるソフトケース「CKS-NWA40」(オープンプライス/店頭予想価格4,000円前後)と、表面をキズや汚れから守るシリコンケース「CKM-NWA40」(同2,000円前後)も10月7日に発売する。

 また、A40シリーズ用のノイズキャンセリング/ハイレゾ対応イヤフォン「IER-NW500N」も同じく10月7日発売で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は12,000円前後。カラーはブラック。

ソフトケース「CKS-NWA40」
シリコンケース「CKM-NWA40」
A40シリーズ用のノイズキャンセリング/ハイレゾ対応イヤフォン「IER-NW500N」
使用イメージ

期間限定のスペシャルボックスも

 ウォークマンの新しい販売方法として、新規カラーであるムーンリットブルーの「NW-A45」(16GB)と、同日に発表されたBluetoothヘッドフォン「h.ear on 2 Mini Wireless WH-H800」の同色を、専用オリジナルロールポーチ付きでセットにした「ウォークマンA40シリーズ『Moonlit Bluet Special BOX』」(NW-A45KIT)を1,000台限定で受注生産する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。付属のロールポーチには、ウォークマンとヘッドフォンの両方を収納できる。

 ウォークマン取扱店舗や、Webで販売を行ない、販売期間は9月5日~10月4日。専用のオリジナルBOXに収納されている。期間内でも用意数に達した場合は販売終了となる。

ウォークマンA40シリーズ『Moonlit Bluet Special BOX』に付属するロールポーチ
ロールポーチに入れたところ
Moonlit Bluet Special BOX