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4Kネイティブプロジェクタが55万円に。ソニー「VW245」
2017年9月11日 13:07
ソニーは、ネイティブ4K解像度のHDR対応SXRDプロジェクタ「VPL-VW245」を10月21日より発売する。価格は55万円。'16年発売のVPL-VW535(100万円)から、ダイナミックアイリスなどの一部機能を省きながら、ほぼ半額まで低価格化。ソニーホームシアタープロジェクタは全て4Kネイティブとなる。カラーはブラックとプレミアムホワイトの2色。
0.74型/4,096×2,160ドットの4K SXRDパネルを搭載したプロジェクタ。HDR(ハイダイナミックレンジ)信号に対応し、輝度は1,500ルーメン(VW535は1,800ルーメン)。輝度以外のVW535との違いは、動的絞り機構の「アドバンスアイリス3」と「ピクチャーポジション」、使用時間の経過により発生する色バランスのズレを自動補正する「オートキャリブレーション」の3点を削除したこと。なお、VW535は上位機種として継続販売する。
VPL-VW245 | VPL-VW535 (参考) | |
---|---|---|
解像度 | 4,096×2,160 | |
HDMI | 2 | 2 |
HDCP 2.2 | HDMI1,2 | HDMI,2 |
ダイナミック コントラスト | - | 35万:1 |
光出力 | 1,500ルーメン | 1,800ルーメン |
ランプ寿命 | 6,000時間 | 6,000時間 |
ピクチャー ポジション | - | 内蔵 |
オート キャリブレーション | - | 内蔵 |
価格 | 55万円 | 100万円 |
レンズは光学2.06倍の電動ズーム/フォーカスレンズ。レンズシフトも可能で、上85%、下80%、左右方向31%の投写画面移動に対応する。レンズシフト位置はリモコンから調整できる。60~300型の投写に対応。ランプは高圧水銀で出力は280W。ランプ[低]時の寿命は6,000時間。
データベース型超解像処理LSI「リアリティクリエーション」によるフルHDの高精度な4K化を搭載。ゲーム使用時の低遅延モードは、一部の高画質処理を省略することで、遅延発生を抑制。画質モード[ゲーム]選択時には自動的に低遅延化される。カラースペースは、BT.2020とBT.709が選択できる。
3D表示にも対応。メガネ別売で、「フルHDグラス・イニシアチブ」準拠のものであれば、他社製メガネを含めて利用できる。
入力端子はHDMI×2。4K/24pのHDR信号にも対応し、HDR方式はHDR10とHLG(ハイブリッドログガンマ)をサポート。ただし、レーザー光源の上位機「VPL-VW745」とは異なり、4K/60pのHDR信号には対応しない。これは、VW245の内部映像処理能力が13.5Gbpsまでとなっており、13.5Gbps超の帯域が必要な4K/60pのHDR信号の処理が行なえないため。HDMI以外に、2系統のトリガー端子やEthernet、RS-232C、IR IN、USB端子などを装備する。
消費電力は、最大350W(待機時0.3W)。動作音は約26dB。外形寸法は495.6×463.6×195.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14kg。リモコンが付属する。