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【IFA 2011】ソニーブースにAndroidウォークマン試作機

−VAIOを裸眼3D化するパネルや新シアタープロジェクタも


ソニーブース

 ドイツ・ベルリンで9月2日〜7日(現地時間)に開催中の「IFA(国際コンシューマエレクトロニクス展) 2011」。ここでは出展しているソニーのブースをレポートする。

 同社ブースでは、8月31日のプレスカンファフェンスで発表した「Sony Tablet」に触れられるほか、ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」の体験も可能。無線LAN搭載の電子書籍端末「Reader Wi-Fi」(PRS-T1)や、ミラーレス一眼「NEX-7」、「NEX-5N」、レンズ交換式ビデオカメラの「NEX-VG20」なども展示されている。

 さらに、31日に開発を発表したAndroid OS搭載ウォークマンの試作機も展示。また、ホームシアタープロジェクタのハイエンドモデル「VPL-VW95ES」や、ノイズキャンセルイヤフォン/ヘッドフォンの「MCR-NC100D」、「MCR-NC200D」などの新製品も披露した。VAIO関連では、ディスプレイを裸眼3Dにするアクセサリを使ったデモも行なっている。

来場者の注目度も高いSony Tablet HMZ-T1の体験も可能 レンズ交換式ビデオカメラのNEX-VG20


■ Android搭載のウォークマン試作機

Android搭載ウォークマンの試作機

 OSにAndroid 2.3を採用したウォークマンの試作機が展示。発売時期や価格は未定だが、製品化されればウォークマンのハイエンドモデルに位置付けられるという。

 4.3型液晶を搭載し、メモリ内に保存した動画/音楽が再生できるほか、無線LANも内蔵し、ソニーが一部地域で展開している「Music Unlimited powered by Qriocity」(今後Music Unlimitedに移行予定)でのストリーミング音楽配信にも対応。Bluetoothもサポートしている。

 ハイエンドモデルならではの高音質化も行なわれており、デジタルアンプの「S-Master MX」を搭載するほか、デジタルノイズキャンセリング機能も装備。ステレオスピーカーを内蔵し、高音質化技術「xLOUD」も採用。小型スピーカーでも音質のバランスを損なわないように増幅し、クリアで聞き取りやすい音楽再生を可能にしている。音楽再生中のビジュアライザも豊富に用意され、歌詞表示も可能。

ビジュアライザの選択画面 アルバムアートから選んで再生 ヘッドフォン出力端子とWM-PORT部は底面に

 スマートフォンと同様にAndroid Marketでダウンロードしたアプリを利用可能。Webブラウザも搭載する。なお、3G通信には対応しない。また、DLNAにも対応し、Sony Tabletと同様の「Throw」機能に対応。DLNA対応スピーカーなどで音楽をワイヤレス再生することも可能となっている。そのほか、HDMI出力も備え、接続したテレビなどに映像を出力できる。

 アプリやWebブラウザなどの利用中にも、音楽再生メニューをすぐに呼び出せる「W.」ボタンを採用。このボタンで音楽再生メニューを立ち上げることで、とっさに再生を止めたり、曲をスキップすることなどが可能となっている。

背面 側面の「w.」ボタン 他のアプリ使用時でも、w.ボタンを押すと音楽メニューを呼び出せる


■ VAIOの画面を裸眼3D化するパネルなど

VAIOの新Sシリーズ

 VAIOのコーナーでは、マグネシウムとアルミニウムの筐体を採用する薄型・軽量のSシリーズ15.5型モデルなどが展示されている。VAIOの新しいアクセサリで目を引くのは、このSシリーズなどBlu-ray搭載モデルの液晶を、手軽に裸眼3D対応にできるというユニークな外付けパネル「VGP-FL3D15A」。欧州で10月に発売され、価格は129ユーロ。

 このパネルを対応VAIOの液晶表面にクリップで留めることにより、簡単に裸眼3D化が可能。画面サイズは15型に対応する。VAIOの内蔵カメラを利用して視聴者の顔の位置を認識することで、その位置に最適化した3D表示を行なうという。なお、複数人の顔の同時認識はできない。視聴距離は60〜70cmが最も適しているという。

 裸眼3D表示にはレンチキュラーレンズを採用。再生用のPCソフトが同梱し、Blu-ray 3Dのほか、サイバーショットで撮影した3D静止画にも対応する。なお、AVCHD 3Dや、「HDR-TD10」で撮影した3D映像など、っb他の方式には非対応。2D-3D変換にも対応しない。

「VGP-FL3D15A」でVAIOの画面を裸眼3Dに パネルはクリップで留められ、簡単に着脱可能

 ホームシアタープロジェクタ新製品では、ハイエンド機の新モデル「VPL-VW95ES」を展示。主な特徴は3D表示時の明るさが大きく向上した点で、会場にはシアタールームも設けられている。欧州での発売時期は10月で、価格は5,500ユーロ。エントリーモデルで3Dにも対応した「VPL-HW30ES」の白モデル(W)は欧州で11月に3,300ユーロで発売される。

VPL-VW95ES VPL-HW30ES

 9月の「東京ゲームショウ2011」で発売日が明らかになる予定のゲーム機「PlayStation Vita」や、日本未発売の「Xperia PLAY」も展示、試遊などが可能となっていた。イヤフォン/ヘッドフォンでは、日本でも発表されたデジタルノイズキャンセリング搭載のカナル型(耳栓型)イヤフォン「MDR-NC100D」とオンイヤー型ヘッドフォン「MDR-NC200D」が展示されている。

PlayStation Vita
Xperia PLAY NC機能搭載のイヤフォンMDR-NC100D 同じくNC搭載ヘッドフォンのMDR-NC200D

 ビデオカメラの撮影コーナーの一角には、8月に発表した3D動画撮影対応の双眼鏡も展示。ソニーは既にセキュリティ用途などで同様の業務向け製品を展開しているが、新たにコンシューマ向けにも販売開始するという。

 米国で発売している「Sony Internet TV powered by Google TV」関連では、AndroidのHoneycombをベースにした新プラットフォームを紹介するコーナーも用意。OSのアップデートにより、GUIを改善したことが特徴だという。

3D動画撮影対応の双眼鏡
「Sony Internet TV powered by Google TV」のデモ


(2011年 9月 3日)

[ AV Watch編集部 中林暁]