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ソニー、ポータブルの高音質Bluetoothスピーカー「SRS-X5」

S-Masterを搭載。DLNA/AirPlay対応の「SRS-X7」も

SRS-X7(左)とSRS-X5(右)

 ソニーは、Bluetoothなどに対応したワイヤレススピーカー「SRS-X5」、「SRS-X7」を2月15日より順次発売する。価格はオープンプライス。ポータブルタイプのBluetoothスピーカー「SRS-X5」は2月15日に発売され、店頭予想価格は23,000円前後、DLNAやAirPlayに対応した上位モデル「SRS-X7」は3月8日発売で、店頭予想価格は33,000円前後。

 また、1BOXタイプで最高音質を目指したというハイレゾ対応最上位モデル「SRS-X9」も3月8日に発売。店頭予想価格は6万円前後。いずれも共通したスクエアな印象のDefinitive Outline(ディフィニティブアウトライン)デザイン」を採用しており、ソニーでは「シンプルな本体にフレームの美しさが際立ち、あらゆる空間に溶け込む。音質面では、フレームの角を処理し、稜線を滑らかな面で繋ぐことで、角部で音波が反射する回折現象が低減され、最適な音波の流れを生み出す」と説明している。なお、SRS-X9については別記事で紹介する

SRS-X5
SRS-X7
左からSRS-X9、SRS-X7、SRS-X5
型番SRS-X9
(参考)
SRS-X7SRS-X5
スピーカー94mmサブウーファ
50mmミッドレンジ×2
19mmツィータ×4
46mmフルレンジ×2
62mmサブウーファ
38mmフルレンジ×2
58mmサブウーファ
出力総合154W総合32W総合20W
周波数帯域45Hz~40kHz50Hz~22kHz60Hz~20kHz
Bluetooth
スピーカーフォン-
無線LAN-
DLNA
AirPlay
-
ハイレゾ-
DSEE HX-
USB DAC-
バッテリ駆動-約6時間約8時間
外形寸法430×125
×133mm
300×60
×132mm
221×51
×118mm
重量4.6kg1.9kg1.2kg

高音質Bluetoothモデル「SRS-X5」。ボーズ対抗?

SRS-X5。3色のバリエーションを用意

 ポータブル対応のBluetoothスピーカーで、デジタルアンプ「S-Master」の搭載などで音質にもこだわっている。高音質かつ小型のポータブルBluetoothスピーカーは、ボーズの「SoundLink Mini(22,800円)」などが人気だが、SRS-X5の実売価格も23,000円とSoundLink Miniとほぼ同じになっている。カラーはブラック、ホワイト、レッドの2色。

 Bluetooth Ver.2.1+EDRに準拠し、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応。コーデックはSBC、AAC、aptXをサポートする。NFCを装備しており、NFC搭載スマートフォンなどとワンタッチでペアリング可能となっている。

SRS-X5(ホワイト)
背面

 スピーカーは、38mmフルレンジ×2と58mmサブウーファ×1による2.1ch構成で、出力は20W(5W×2ch+10W)。再生周波数帯域60Hz~20kHz。高域補間などを行なう高音質化技術「DSEE」や独自の高音質化技術「ClearAudio+」などを装備する。ステレオミニのアナログ音声入力を備えており、ウォークマンなどと有線接続できる。

2.1chユニットとパッシブラジエータで構成される

 ACアダプタ駆動のほか、リチウムイオンバッテリを内蔵し、約8時間の再生が可能。消費電力は26W(AC駆動時)。USBを装備し、内蔵バッテリからスマートフォンやタブレットに充電する「おすそわけ充電」に対応する。外形寸法は221×51×118mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg。

NFCを搭載しワンタッチでペアリング
USBでおすそわけ充電

「SRS-X7」はDLNA/AirPlay対応。新アプリ「SongPal」も

SRS-X7。カラーはブラックとホワイト

 BluetoothやDLNA、AirPlayなどに対応したワイヤレススピーカー。46mm×2のフルレンジユニットと62mmサブウーファからなる2.1ch構成で、パッシブラジエータも搭載。アンプはデジタルアンプ「S-Master」で8W×2ch+16Wの総合32W出力となる。高域補間の「DSEE」や高音質化技術「ClearAudio+」なども装備する。

 Bluetooth Ver.3.0に準拠し、対応プロファイルはA2DP、AVRCP。マイクは内蔵しておらず、スピーカーフォンとしては利用できない。コーデックはSBC、AAC、aptXをサポートする。NFCを装備しており、NFC搭載スマートフォンなどとワンタッチでペアリングできる。

 IEEE 802.11b/g無線LANとEthenrnetを装備し、DLNAやAirPlayに対応した点がSRS-X5との大きな違い。ハイレゾには対応しないが、非圧縮で16bit/48kHzまでのFLACやWAVファイルを再生できる。

天板にタッチセンサー式のパッドやNFCを装備
背面
SRS-X7
アンテナを内蔵する
搭載ユニット

 Wi-Fi連携用のタブレット/スマートフォンアプリ「SongPal」に対応し、タブレットやNAS内の音楽ファイル再生が行なえるほか、アプリからMusic Unlimited(定額制音楽配信)や「radiko.jp」ネットラジオ「Tunein」などのサービスの操作が行なえる。SongPalからは操作を行なうだけで、MusicUnlimitedやradikoのストリーミング受信/再生はSRS-X7側で行なうため、スマホのバッテリなどを無駄にせず、ストリーミングサービスが楽しめる。

 パソコンからのワイヤレス(DLNA/AirPlay)での音楽再生にも対応。ステレオミニのアナログ音声入力を備えており、ウォークマンなどと有線接続できる。アナログ入力は24bit/96kHzでAD変換して再生する。

 ACアダプタ駆動のほか、リチウムイオンバッテリを内蔵し、約6時間の再生が可能。消費電力は30W(AC駆動時)。内蔵バッテリからUSBを経由でスマートフォンやタブレットに充電する「おすそわけ充電」にも対応する。外形寸法は300×60×132mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kg。

SRS-X7利用イメージ

(臼田勤哉)