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洗剤対応の防水ワイヤレスTV「プライベート・ビエラ」
10/15型の2機種。音質向上し、DIGA+からブランド変更
(2014/4/2 14:00)
パナソニックは、録画対応のデジタルチューナユニットと防水仕様のワイヤレスモニターから構成される液晶テレビ「プライベート・ビエラ」2モデルを5月20日より発売する。価格はオープンプライスで、15型液晶モニター付きの「UN-JL15T3」の店頭予想価格は82,080円前後、10型液晶付きの「UN-JL10T3」は60,480円前後。
2013年モデルは「DIGA+」(ディーガプラス)のブランドで展開していた、チューナ/ワイヤレス液晶モニターセットの新モデル。ブランドをテレビ向けのVIERAに変更し、「家じゅうどこでもテレビ」として訴求する。スタンドの変更などで設置性を高めたほか、中性洗剤を使った本体汚れ落としに対応。また、レコーダのHDD容量も500GBに強化した(従来モデルは320GB)。
無線LAN接続の防水モニター部と500GB HDDレコーダ部で構成し、浴室などにモニターを持ち運んでテレビ放送や録画番組の視聴が行なえる。モニター部の解像度は15型が1,354×760ドット、10型が1,024×600ドットで、両機種ともタッチパネル仕様。800mW×2chのスピーカーと、ステレオミニのヘッドフォン出力を備える。
防水はIPX6/7相当。常温の水道水で、機器から約3m離れて、内径12.5mmのノズルであらゆる方向から約100L/分の水を3分以上注水した場合や、水深1mに機器を静かに沈め、30分間放置して取り出した後でも動作する。
従来モデルでは、お風呂だけでなく、キッチンで使われることが多かったという。そのため、新たに「洗剤」に対応。キッチン周りで使用した際の油汚れなどを、キッチン用の中性洗剤で洗うことができる。推奨洗剤は、花王の「キュキュット」、「キュキュットクエン酸効果」と、ライオンの「チャーミー泡のチカラ」、「チャーミー泡のチカラ 除菌EX」など。キッチンタイマー機能も新搭載した。
また、スピーカー部も改善し、従来は真下に向いていた音の開口部を前面に配置した「フロントホーンスピーカー」を新採用。これにより、床面の違いによる音の変化を抑え、よりしっかりと音を出力できるようになった。
スタンドも倒れにくい新デザインとしたほか、取っ手の改善により持ちやすさを改善。お風呂利用のための吸盤も、垂直設置だけでなく、斜め5度前傾した設置ができる新デザインのものを採用。下から見上げるような利用シーンでも見やすさを向上している。
モニターは無線LANのIEEE 802.11a/b/g/nに準拠。ただし、従来の11a(J52)のみの機器とは接続できない。無線LANの帯域が安定しない場合、自動的に画質を調整して伝送する「転送レート自動変換」も搭載している。
バッテリを内蔵し、連続使用時間は15型が3時間30分、10型が3時間40分。充電時間は15型が約4時間、10型が約3時間30分。ACアダプタとの接続はマグネットタッチ式で、簡単に充電端子を接続できる。外形寸法と重量は15型が391×16.8×260mm(幅×奥行き×高さ)、約1.31kg、10型が267×14.4×189mm(同)、約0.68kg。
レコーダ部の仕様は2機種共通で、HDD容量は500GBに強化された(従来のDIGA+は320GB)。地上/BS/110度CSデジタルチューナを備え、ワイヤレス接続したモニターで、放送中の番組や録画済みの番組を視聴できる。レコーダの内蔵チューナは2系統で、視聴中の裏番組録画も可能。録画モードはDRのほか、最長15倍の長時間モードも用意する。HDMI出力を備え、リビングのテレビで録画番組を再生しながら、ワイヤレスモニターで別の放送などを視聴できる
モニターのタッチ操作で、レコーダの録画予約や再生などの操作が可能。「予約する」アイコンでEPGから録画予約が行なえるほか、画面下部の「最新ニュース」、「天気予報」をタッチすると、あらかじめ設定しておいたチャンネルで放送された直近のニュース番組や天気予報を見ることができる。また、「毎朝定番チャンネル」機能をオンにしておくと、いつも朝に見ているチャンネルを学習。朝の時間帯(5時~10時)にDIGA+の電源を入れると、いつも見ているチャンネルが自動で選局される。時計の表示機能やタイマーなども備えている。
レコーダ部にはEthernetを装備。インターネットに接続することで、ワイヤレスモニターでもWebブラウザなどを利用できる。レコーダ部の外形寸法は169×174×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.7kg。レコーダ用のリモコンや、モニター設置用の吸盤ホルダーなどが付属する。