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パナソニック、フル機能の8ch全録レコーダ「BXT970」

音声操作/10ch拡張/リモート視聴。4ch「BXT870」も

DMR-BXT970(左)、DMR-BXT870(右)

 パナソニックは、8/4チャンネルのデジタル放送全番組録画「チャンネル録画」機能を搭載したBlu-ray Discレコーダ ブルーレイDIGA「DMR-BXT970/BXT870」を5月25日より発売する。価格はオープンプライスで、8ch全録対応「DMR-BXT970」が21万6,000円前後、4ch全録の「DMR-BXT870」が15万1,200円前後。

 BXT970は'13年2月発売「DMR-BXT3000」の後継機、BXT870は'13年秋発売「DMR-BZT860」の後継機種となる。BXT3000では、DIGA初のチャンネル録画(全録)対応だったが、通常録画用チューナは1系統など、通常のDIGAより機能が劣っていたが、新モデルのBXT970/870は、レコーダ上位機種の基本機能を搭載しながら、チャンネル録画の機能を追加したモデルとなる。

 BXT970は5TB HDDを搭載し、8chのチャンネル録画に対応、BXT870は3TB HDDで4chのチャンネル録画が行なえる。音声やモーション操作が行なえるを新リモコン「ボイス&モーションリモコン」を採用。録画番組の検索性を向上したほか、また、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が定めた「リモート視聴要件」にも6月上旬のバージョンアップで対応し、宅外からのDIGA受信/録画番組の視聴に対応する。

DMR-BXT970
DMR-BXT870

8ch/4ch全録のチャンネル録画。BXT970はDRモード録画も

 最大の特徴は“全録”「チャンネル録画」機能の搭載。チャンネル録画はBXT970が8チャンネル、BX870が4チャンネルで、BXT970では地デジ8ch、BS/CS 3chから8chを選択、BXT870は地デジ4ch、BS/CS 3chから4chを選択する。通常録画用のチューナも地上/BS/110度CSデジタルチューナを各3系統搭載しているため、合計チューナ数はBXT970が11、BXT870が7となる。

 HDD容量はBXT970が5TB(チャンネル録画3TB、可変HDD 2TB)、BXT870が3TB。USB HDDも追加可能で、チャンネル録画にもUSB HDDを割り当てられる(最大4ch)。

 また、3系統の通常録画用のチューナのうち2系統は、チャンネル録画に割り当て可能となっており、最大でBXT970が10ch、BXT870が6chの番組録画が可能となる。通常録画用HDD領域をチャンネル録画用に変更可能となっており、BXT970は最大4.75TB(初期設定では3TB)まで、BXT870は2.75TBまでチャンネル録画用に割り当てられる。

BXT970 BXT870
通常チューナ
3
(地デジ/BS/CS)
3
(地デジ/BS/CS)
チャンネル録画
チューナ
8
地デジ8、BS/CS 3
4
地デジ4、BS/CS 3
HDD 5TB
(チャンネル録画3TB
可変2TB)
3TB
BXT970はチャンネル録画×8と通常録画×3
BXT970は最大10chのチャンネル録画に対応

 チャンネル録画は、MPEG-4 AVC/H.264のAVC形式で、2〜15倍の長時間録画に対応。BXT970のみチャンネル録画でも、MPEG-2 TSのまま記録するDRモードでの録画に対応する。録画モードはチャンネルごとに設定可能で、チャンネル録画のch数を減らすと、録画日数を増やすことが可能となっており、BXT970では8chで最大21日間だが、4chにすることで最大42日間の録画が行なえる。

 通常録画では、DRモードと2〜15倍のAVC長時間録画に対応する。おまかせ録画機能やBDへのダビング機能なども備えている。

 チャンネル録画/通常録画のいずれもオートチャプタに対応し、録画番組のシーンの区切りごとにチャプタを設定。再生時の頭出しなどに利用できる。

 BXT970はUSB 3.0ポートを2系統備えており、チャンネル録画用と通常録画用のHDDを追加できる。BXT870は1ポートのみで、チャンネル録画用/通常録画用のいずれかを選択する。通常録画用HDDはBXT970が最大8台、BXT870が最大7台まで登録できる。

DMR-BXT970
DMR-BXT870
DMR-BXT970背面
DMR-BXT870背面

 B-CASカードは2枚で、通常録画用(地デジ/BS/CS×3)とチャンネル録画用(地デジ×4、BS/CS×3)に各1枚利用。BXT970の地デジ4系統はソフトウェアCASで対応する。

 また、5月25日から7月末までの間にBXT970/BXT870を購入し、クラブパナソニックに登録した人を対象に、アイ・オー・データの2TB USB 3.0 HDD「AVHD-UR2.0B」をプレゼントするキャンペーンも実施する。

音声/ジェスチャ操作に対応。見ながら検索も

新デザインのリモコンを採用

 操作性の改善もBXT970/870の大きな特徴。音声やモーション操作が行なえる新リモコン「ボイス&モーションリモコン」を採用した。

 音声操作では、「チャンネル録画一覧」や「番組表」などのメニューが起動できる他、「再生」、「予約」、「録画」などの操作も可能。ドラマやニュースなどの番組ジャンル検索も行なえる。

 また、見たい番組や出演者などを音声でキーワード検索できるため、チャンネル録画した大量の番組の中から、任意の出演者やスポーツ名などで絞込できる。「昨日の〇〇」、「先週の〇〇」といったように、放送日時を絞り込んだ音声検索も可能。

 リモコンにはジャイロセンサーを内蔵しており、背面のトリガーを引きながら操作することで、ジェスチャ操作用のUI「セレクトバー」が立ち上がる。上下左右に操作メニュー「セレクトバー」が立ち上がり、画面内の指示にあわせてポインタを操作することで、レコーダの操作が行なえる。

セレクトバー
ボイス&モーションリモコン

 具体的には、画面上部に録画一覧とチャンネル録画メニューが表示され、録画番組は「すべて」、「おまかせ」、「未視聴」、「新番組」、「関連番組」などから番組検索できる。チャンネル録画は「おすすめ」、「ニュース一覧」、「再生履歴」などが選択可能。会員向けネットサービス「DIMORA(ディモーラ)」の人気ランキング上位の番組を表示して、再生することもできる。

 画面下には「似たものおすすめ」を表示。おすすめ番組は、再生/放送画面中の下に表示されるため、番組を見ながら好みの番組を検索できる。

 右には有料サービス「MeMORA」(ミモーラ)のシーン情報を使った「シーン一覧」が表示される。チャンネル録画した番組のシーン情報が確認できるが、シーンから頭出し再生するためには、MeMORAの有料会員になる必要がある。

 なお、2015年3月末までに製品登録した人を対象に、最長で7カ月間「ディモーラ/ミモーラ」の有料サービスを無料で提供するキャンペーンも実施する。

リモート視聴に対応

 また、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が定めた「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件 Ver1.0」にも6月上旬のバージョンアップで対応する。これにより、宅外のスマートフォンやタブレットから、DIGAで受信している放送中番組や録画番組の視聴が可能になる。著作権保護技術にはDTCP+を利用している。

 リモート視聴用アプリは、iOS版を6月上旬に提供。Androidアプリの提供時期は未定としている。なお、通常録画用3チューナのうち2系統をチャンネル録画用に変更している場合、録画中/電源ON時のリモート視聴はできない。

 また、録画番組のスマートフォン/タブレットへのムーブに対応し、宅外持ち出しが可能。対応アプリはAndroid版が「DiXiM for Android」(プリインストール版のみ)、iOSは「DiXiM Digital TV for iOS」と「Media Link Player for DTV」。

4K出力やMGVCに対応

 HDMI出力を装備し、4K(24p/30p)アップコンバート出力に対応する。4K対応システムLSI「新ユニフィエ」を搭載し、独自の「4Kダイレクトクロマアップコンバート」により、デコードしたハイビジョン信号からダイレクトに4K信号にアップコンバートすることで、鮮度が高く、自然な質感と立体感ある映像を実現できるという。

 また、マスターグレードビデオコーディング(MGVC)にも対応。通常のBDビデオは24bit記録となるが、独自のビット拡張データをディスクに追加記録し、36bitのスタジオマスターに迫る高階調を実現する。「となりのトトロ」などスタジオジブリ作品のBDビデオなどがMGVCに対応している

 長時間録画や録画番組再生時に、アニメ、スポーツなどの番組表のジャンル情報を元に、最適な画質に調整することで再生画質を向上。0.8倍速再生の「ゆっくり再生」にも対応している。

 出力端子はHDMI×1など。SDカードスロットやUSBを備え、録画番組以外の写真や音楽などもDIGAに取り込み可能。また、新DIGAを購入時に、これまで使っていたDIGAの内容を新DIGAに「引っ越し」する機能も備えている。

 消費電力はBXT970が約64W、BXT870が約43W。クイックスタート入時の待機時消費電力はBXT970が約14W(標準)/約13W(省エネ)、BXT870が約8W(標準)/約6.5W(省エネ)。外形寸法/重量はBXT970が439×311×71mm(幅×奥行き×高さ)/約5.1kg、BXT870が439×199×63mm(同)/約3.2kg。

(臼田勤哉)