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音茶楽、40kHz以上再生できるイヤフォンをハイレゾ対応と定義。“真のハイレゾ”ラベルも

 音茶楽は16日、同社ブランド「音茶楽(OCHARAKU)」と「茶楽音人(さらうんど)」のカナル型(耳栓型)イヤフォンにおけるハイレゾ対応の表示方法について発表。「6kHz前後に発生する外耳道の長さによる共振を抑える音響回路を搭載している事」と、「高音域が40kHz以上再生される事」の2点をハイレゾ対応と独自に定義し、既発売モデルを含む製品のパッケージに表示する。

“ハイレゾ対応”モデルの「Flat4-緋弐型(AKA TypeII)」

 音茶楽/茶楽音人ブランドの既発売モデルでハイレゾ対応とされるのは、Flat4シリーズの「Flat4-粋」、「 Flat4-玄」、「Flat4-玄弐型」、「Flat4-緋弐型」の4製品と、Donguriシリーズの「Donguri-欅」、「Donguri-楽」の2製品。

 Flat4-シリーズに搭載している「ツイン・イコライズド・エレメント方式」と、Donguriシリーズの「トルネード・イコライザー方式」は、外耳道の長さにより6kHz前後で起きる共振を抑える技術で、ノズル部の音響抵抗を不要とする点が特徴。これにより高域の減衰を防ぎ、40kHzを超える音も再生可能としている。これらのモデルには「真のハイレゾ対応」というラベルを表示する。

 また、従来は周波数特性の表示を-3dB時の数値にしていたが、一般的な表示に合わせて-10dBへ変更。Flat4シリーズの4製品は3.5Hz~45kHz、Donguriシリーズの2製品は5Hz~40kHzとなる。「真のハイレゾ対応」ラベルと合わせて、用途に応じて周波数特性付きと無しの表示を行なう。

Donguri-楽(RAKU)
「真のハイレゾ対応」というラベルをパッケージに表示

(中林暁)