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EIZO、映画などの映像制作向けの31型4K「ColorEdge」モニタ。キャリブレータ内蔵

 EIZOは、映像制作市場向けの液晶ディスプレイとして、4K解像度、31.1型の「ColorEdge CG318-4K」を2015年3月20日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格は54万円(税込)。19日からスタートする「InterBEE」に出展する。

ColorEdge CG318-4K
入力端子部

 映画などの映像制作市場向けのディスプレイで、DCI規格の4,096×2,160ドットのパネルを採用。TV放送などのUHD 4K(3,840×2,160)でも利用できる。また、高解像度を活かし、カメラマンなどプロフォト・撮影市場向けにも訴求する。

 入力端子はDisplayPort×2、HDMI×2。DisplayPortは4K/60pに、HDMIは4K/30pまでの対応となる。HDMIはDeep Color対応だが、HDCP 2.2には非対応。

映像編集ソフトを使っているところ
フォトレタッチソフトの利用イメージ

 広色域表示が特徴で、デジタルシネマに用いられる規格、DCI-P3色域を98%カバー。Rec.709、EBU、SMPTE-Cは100%カバーしており、制作段階から仕上がりの色味をモニター上で確認できる。また、デジタルフォトで用いられるAdobe RGB色域も99%カバーしている。

 カラーモード設定では、Rec.2020の色域も選択でき、Rec.2020で定められた色域をCG318-4Kの色域に最大限再現できる。特定の色をRGB立体上で個別に調整できる「3D-LUT」も搭載。対応するグラフィックボードやソフトウェアと組み合わせて、10bit入力もサポートする。

 また、画面の上部にキャリブレーションセンサーが格納されており、それが降りてきて、ディスプレイ単体でカラーキャリブレートが可能。専用ソフトウェア「ColorNavigator 6/ColorNavigator NX」を使い、規格や基準となるデバイスに合わせた表示調整が可能。定期的な再調整を自動で行なう機能も備えている。

画面の上部からキャリブレーションセンサーが自動的に降りてくる

 映像制作業界で用いられる、Photo ResearchやKLEINのセンサーもサポート。「ColorNavigator 6/ColorNavigator NX」でPR-655、PR-680、K10というセンサーをサポートしており、コレレーション機能を使い、これらのセンサーの特性を内蔵キャリブレーションセンサーに反映、モニターの維持・管理に役立てられる。

 また、ネットワーク経由で複数のColorEdgeを一元管理するソリューションにも対応。表示品位や資産管理、距離の離れた会社間での色のミスコミュニケーション防止なども可能になる。

 コントラストも、DCI規格準拠の1,500:1を実現。視野角を変えても色変化が起こらないIPSパネルを採用。画面の隅々まで均一に表示できるようにしているほか、電源を入れてから3分で輝度や色温度、階調特性が安定するよう設計されており、短時間で色チェックが必要な、移動の多い現場などでも活躍できるという。

 バックライトはLED。輝度は350cd/m2。視野角は上下左右178度。応答速度は9ms(中間階調)。USBはモニターコントロール用×1と、USBハブ×3ポートを搭載、USB 3.0に対応する。

 スタンドは149mmの昇降、上35度/下5度のチルト、344度のスイーベルに対応。外形寸法は735×245×434〜583mm(幅×奥行き×高さ)。

暗い場所でも識別しやすい操作ボタン
側面にUSBポート
背後には持ち運び用のハンドルもついている

(山崎健太郎)