オリンパス、8GB/リニアPCM録音可能な新「Voice-Trek」

-Vシリーズ最上位で実売15,000円。16bit/44.1kHz対応


「V-82」

2月中旬発売

標準価格:オープンプライス


 オリンパスイメージングは、ボイスレコーダ「Voice-Trek(ボイストレック) Vシリーズ」の新モデルとして、16bit/44.1kHzでのリニアPCM録音が可能な「V-82」を2月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。

 従来モデルで採用のWMA/MP3に加え、16bit/44.1kHzでのリニアPCM(WAV)録音が可能なボイスレコーダ。「Voice-Trek Vシリーズ」の最上位機種と位置づける。内蔵メモリも従来モデル(V-72で4GB)より増加した8GBとなっている。カラーリングはブラック1色。本体上部にステレオマイクを内蔵する。

 録音モードとして、リニアPCMは16bit/44.1kHzの1種類、MP3は256kbpsと128kbpsの2種類、WMAはステレオXQ/HQ/SP、モノラルHQ/SP/LPの6種類を用意。リニアPCM選択時の記録時間は約12時間50分となっている。音声に反応して録音の開始/停止を行なえる「音声起動録音(VCVA)」機能を搭載。

 音楽プレーヤーとしても利用可能で、再生フォーマットはWMA/MP3/WAV(16bit/44.1kHz)に対応。本体に搭載する液晶ディスプレイにアーティスト名/曲名/アルバム名を一緒に表示できる。再生する音楽の臨場感を高められる「SRS WOW XT」や、イコライザ機能も搭載する。なお、レコーダモードからミュージックモードへの切替は側面のスライドスイッチで行なう。

 再生機能として、0.5倍~2倍までの10段階の早聞き/遅聞き機能を装備。ボタンひとつで指定した秒数の巻き戻し/早送りができる「逆スキップ/スキップ」機能や、ノイズキャンセル機能、ローカットフィルターなども備える。

USB端子は本体収納式

 本体収納式のUSB端子を搭載。側面にあるレバーをスライドさせることで、USB端子を引き出し、パソコンと直接接続可能。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7、Mac OS X 10.4.11~10.6。内蔵マイクのほか、マイク入力も搭載。ヘッドフォン出力や、出力60mW(8Ω)のモノラルスピーカー(60mm径)も装備する。

 電源は単4電池1本で、USB充電が可能なニッケル水素電池を1本同梱。電池持続時間はアルカリ電池使用で録音時(ステレオXQ)で約15時間30分、音楽プレーヤー時(WMA再生)で約26時間。ニッケル水素電池使用で、録音時(ステレオXQ)で約15時間30分、音楽プレーヤー時(WMA再生)で約22時間。

 必要なボタンなどを前面に配置するなど、携帯電話感覚で直感操作が可能なデザインを採用する。外形寸法は94.8×38×11mm(縦×横×厚み)、電池を含む重量は46g。付属品はイヤフォンやソフトケースなど。


(2010年 2月 4日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]