アイ・オー、REGZAの録画番組を持ち出せるポータブルHDD

-iVDR-Sとアダプタがセット。Wooo向け単品モデルも


 アイ・オー・データ機器は、東芝の液晶テレビ「REGZA」で録画した番組を外出先に持ち出してPCで再生できるポータブルHDDとして、500GBのiVDR-Sカートリッジと、PC接続用アダプタをセットにした「RHDM-U500HR」を3月上旬に発売する。価格は13,125円。

 また、iVポケットを搭載した日立フルハイビジョンテレビ「Wooo」などでの使用を想定し、500GBのiVDR-Sカートリッジ単品も3月上旬より発売。価格は500GBの「RMS-500」が10,920円、500GBが2個セットでアダプタも付いた「RMS-500X2.A」が21,000円。

RHDM-U500HRiVDR-SメディアのRMS-500


■ REGZAからネットワークダビングできるポータブルHDD

 カセットHDD「iVDR-S」の500GBモデルとUSB 2.0接続のアダプタがセットになった製品。特徴は、PC用ソフト「DiXiM Digital TV iVDR Edition」が付属しており、REGZAの外付けHDDに録画した番組を、ネットワーク経由(DLNA/DTCP-IP)で「RHDM-U500HR」にダビング。「RHDM-U500HR」とPCだけで番組が再生でき、屋外などでも録画番組が楽しめる事。

 PCでDiXiM Digital TV iVDR Editionを起動して、録画番組のリストから選んで再生が可能。なお、この機能を利用するにはアイ・オーのサイトから最新の「I-O DATA iVDR-S Media Server」をPCにダウンロード/インストールする必要がある。ソフトの対応OSはWindows Vista/7で、XPは非対応。

パッケージ

 RHDM-U500HRにダビングした番組は、LAN接続した他のDLNA/DTCP-IP対応テレビや、メディアプレーヤーから再生する事も可能。動作確認済みのプレーヤー/再生ソフト(2月現在)は、PlayStation 3や、デジオンのDiXiM Digital TV、DiXiM Digital TV plus、アイ・オーのAV-LS700、HVT-BCT300。

 PC接続時はUSBバスパワーで動作可能(一部PCには別売ACアダプタが必要)。HDDは同社のIVSシリーズ、iVDR-Sシリーズ、iVDR-S規格に準拠したiVDR-Sメディアと交換可能。

 外形寸法は86×151×19mm(幅×奥行き×高さ)、重量はカセットHDDが約145g、アダプタが約90g。 USBケーブル長は約70cm。



■ 「iVDR-S」2モデル

2個セットの「RMS-500X2.A」にはPC接続用のアダプタも付属する

 著作権保護技術「SAFIA」に対応したiVDR-S。日立のテレビ「Wooo」などの録画先として利用できる。また、ユーザーには、PCの動画ファイルを管理できるソフト「Quick:FLO」も無料でダウンロード提供。PC内の動画をiVDR-Sに保存し、Woooなどで表示する事ができる。

 2個セットの「RMS-500X2.A」には、パソコンとUSB接続できるアダプタ(RHDM-US/EX相当品)も付属。iVDR-Sをアダプタにセットしてパソコンで読み込むことで、Woooなどの録画番組をパソコンでも視聴できる。再生には付属のPCソフト「DiXiM Digital TV iVDR Edition」を利用する。ソフトの対応OSはWindows Vista/7。

 カートリッジのみの外形寸法は110×80×12.7mm(縦×横×厚さ)、重量は約145g(RMS-500X2.Aは約145g×2個)。



(2012年 2月 22日)

[AV Watch編集部 中林暁]