ソニー、約8万円のαシリーズエントリーモデル「α57」

-1080/60p/24p対応。撮影画像を自動でポートレート化


エントリーモデル「α57」

 ソニーは、レンズ交換式デジタルカメラαシリーズのエントリーモデル「α57」を4月13日に発売する。価格はオープンプライス。ボディ単体「SLT-A57」の店頭予想価格は8万円前後、ズームレンズ「SAL1855」(DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM)とのキットモデル「SLT-A57K」が85,000円前後、「SAL55200-2」(DT 55-200mm F4-5.6 SAM)も加えたダブルズームレンズキット「SLT-A57Y」が105,000円前後。

 有効1,610万画素の「Exmor APS HD CMOS」センサーを搭載したAマウントのデジタルカメラ。トランスルーセントミラー機構を採用している。秒間10コマの高速連写撮影が可能で、AVCHDのフルHD動画撮影にも対応する。

有効1,610万画素の「Exmor APS HD CMOS」センサーを搭載。トランスルーセントミラー機構を採用している背面。バリアングル液晶を備えている

 動画はAVCHDで、最高1,920×1,080/60p、約28Mbpsで撮影が可能。フルHDの60i、24p撮影もできる。ビットレートは28Mbps、24Mbps、17Mbpsから選択。MP4形式の録画も可能で、1,440×1,080ドット/30fps/12Mbps、640×480ドット/30fps/約3Mbpsなどが選べる。連続撮影可能時間はα55の約9分から、約29分に伸びた。風切り音低減機能や、電子式のアクティブ手ブレ補正機能も備えている。

 静止画の高速連写撮影は、通常モードの1,610万画素では前述のように秒間10コマだが、1.4倍にクローズアップし、切り抜いた840万画素の静止画を保存するモードも用意。この場合は秒間12コマのテレコン高速連写が可能。12コマでもAFが追従し、スポーツなどで被写体をアップに、よりダイナミック、かつ高速連写で撮影できるという。

撮影モードダイヤルを「T12」という部分に合わせると、秒間12コマのテレコン高速連写モードとなる上部にマイクを備えている

 新たに「オートポートレートフレーミング」機能を装備。例えば、横位置で人物を撮影した場合、顔認識機能を組み合わせ、カメラが人物のポートレートを撮影している事を自動的に判断。被写体を中心に、自動的に縦位置で撮影したような画像へトリミングし、ポートレートとして見栄えの良い画像として保存する。この際、元の横位置撮影画像もそのまま保存される。

 人物がソファなどに横になっている場合は、あえて縦位置にはならず、人物の顔を中心に切り抜いた画像として保存される。これらトリミングされた画像は、全画素超解像技術を使い、オリジナル画像と同じ1,610万画素の静止画として保存されるため、切り抜きではあるが、高精細な静止画として利用できるという。

 全画素超解像技術はズーム撮影時にも利用可能。背面にある「ZOOM」ボタンを押し、十字ボタンの上下左右を使い、ズーム倍率が変更できる。最大2倍の超解像ズームが利用でき、例えば35mm換算で焦点距離55mmのレンズをつけた場合、超解像ズームで望遠110mm相当の静止画が撮影できる。

 ISO感度は100~16,000まで設定可能。AFは3点クロス15点AF、レリーズタイムラグは0.05秒。追尾フォーカス機能も従来モデルから進化したという。ファインダーは電子式の「True-Finder」で、視野角がα55の29.3度から、31.9度に拡大。見やすさがアップしたほか、画素数も有効97万画素から144万画素にアップしている。他にも、レンズ収差補正機能も備えている。

 液晶モニタはバリアングルタイプで、3型、約92万画素。全15種類のピクチャーエフェクトや、「プレミアムおまかせオート」機能も備えている。なお、「プレミアムおまかせオート」機能は、従来モデルで搭載されていた「オートアドバンス」と同様の機能だが、コンパクトデジカメ「サイバーショット」シリーズと同じ機能名とする事で、初心者にもわかりやすくなっているという。

 α55が対応していたGPS機能は、α57では省かれている。Eye-Fiに対応し、HDMIミニ出力なども装備。ステレオミニのマイク端子も用意する。動画撮影可能時間は約180分、静止画はファインダー利用時で約550枚、液晶モニタ利用時で約590枚。記録メディアはメモリースティックデュオとSDメモリーカード(SDHC/SDXC)に対応。外形寸法は132.1×80.7×97.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約539g。


(2012年 3月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]