デノン、アンプ内蔵のクラブヘッドフォン「URBAN RAVER」

　デノンは、ヒップホップやクラブサウンド向けのヘッドフォン/イヤフォン新ブランド「URBAN RAVER(アーバンレイバー)」を立ち上げ、2製品を8月上旬より発売する。価格はオープンプライス。

　「AH-D400」はアンプ内蔵のヘッドフォンで、50mmドライバを搭載。店頭予想価格は4万円前後。「AH-C300」は新発想のダブルエアーコンプレッションドライバーを採用したカナル型イヤフォンで、店頭予想価格は25,000円前後。

AH-D400	AH-C300

Denon Club

　iOSやAndroid向けに専用アプリも用意。音楽ライブラリのサウンドカスタマイズや、7万局以上のインターネットラジオを選局できる「Denon Club」をURBAN RAVERシリーズ利用者向けに提供する。iOS版は100バンド以上設定可能なイコライザを搭載し85円、Android版は無料。

■ アンプ内蔵の重低音/クラブサウンド「AH-D400」

アンプとバッテリを内蔵し、充電対応。LEDライトでブルーに点灯

　アンプ内蔵のヘッドフォンで、重低音再生による、ヒップホップやクラブサウンドの迫力向上を図っている。「目指したのは、心の底にある躍動感をも目覚めさせる超重低音」としている。

　デザインやディテールにもこだわり、イヤーカップ部がブルーに光るLEDライトを搭載する。マイクも内蔵しており、iPhone連携による通話も可能。イヤーカップのコントロールホイール部は、LEDのON/OFFのほか、再生/停止やスキップ、電話に出る/切るなどの操作が可能となっている。

　ドライバーは50mm径で、ハイパワーアンプで駆動。アンプとバッテリも内蔵しており、約12時間の駆動が可能。充電はUSBケーブル経由。イヤーパッドは、デノン独自のPentagonal shapeを採用した低反発素材で、耳を優しく包み込むという。周波数特性は5Hz～37kHz、最大入力は1,300mW、感度は115dB/mW、インピーダンスは64Ω。重量は310g。

　ケーブルは着脱式で、1.3mのケーブルが付属。カラビナ付きのキャリングケースや金メッキ標準変換プラグ、USBケーブルが付属する。

URBAN RAVER「AH-D400」

■ ダブルエアーコンプレッションドライバー採用「AH-C300」

URABAN RAVER「AH-C300」

　重低音再生が特徴のカナル型(耳栓型)イヤフォン。新開発の11.5mmダイナミックドライバーを2個搭載し、向かい合わせに配置する「ダブルエアーコンプレッションドライバー」を採用。「従来のインナーイヤーヘッドフォンでは再現できなかった豊かな重低音が堪能できる」という。

　また、北米の補聴器メーカー「スターキー」とのコラボレーションにより、耳穴にしっかり装着できるデザインを採用。密着感を高めるイヤースタビライザーにより安定した装着性を実現するという。マイクも内蔵しており、iPhone連携に対応。ハウジング部のアルミ製コントロールホイールで、音楽再生や通話などの操作が行なえる。

ダブルエアーコンプレッションドライバーの構造図	AH-C300

　周波数特性は5Hz～25kHz、最大入力は250mW、感度は115dB/mW、インピーダンスは16Ω。重量は13g。カラビナ付きのキャリングケースやシリコンイヤピース(XS/S/M/L)、2層シリコンピース(S/M/L)、低反発イヤーピース、イヤースタビライザー、ステレオ変換プラグなどが付属する。

URABAN RAVER「AH-C300」