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ダイナベクター、新磁気回路で性能アップしたMCカートリッジ「10XA」

ダイナベクターは、40年以上世界で愛されてきたロングセラーシリーズに、新開発の磁気回路を採用したMCカートリッジ「10XA」2モデルを7月1日より発売する。高出力の「10XA-H」と、低出力MCカートリッジ「10XA-L」で、価格は各121,000円。ユーザー手持ちの同モデルを新品に交換する際の特別割引価格(トレードイン価格)は96,800円。同シリーズの10X5MkIIや10X5からもトレードインが可能。

高出力MCカートリッジの「10XA-H」
低出力MCカートリッジ「10XA-L」

独自技術「特殊磁気焼鈍」を採用した新しい磁気回路により、性能をアップ。より伸びやかで明瞭なサウンドになったという。フラックスダンパーとソフト化マグネットを採用した独自の磁気回路構成になっている。

高域特性に優れたシバタ針タイプIIIスタイラスを採用。カンチレバーには軽量な硬質アルミニウムパイプを使用した。レコードの溝に対する追従性が向上し、今まで以上に高い分解能の音楽再生を実現したとする。

高出力MCカートリッジは、ダイナベクターが開発した独自の巻線技術によりはじめて可能になるもので、超極細線をコイルボビンに多数回巻くことにより、ヘッドアンプや昇圧トランスを必要としない2.8mVの出力電圧を確保。

低出力モデルの10XA-Lは、ダイナベクターMCカートリッジとしてはやや高めの出力電圧0.5mVを採用。様々な昇圧トランスやヘッドアンプとの相性も良く、MCカートリッジならではの魅力が楽しめるという。