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独自編成の「ひかりTV 4K(仮)」とChannel 4Kを選べる4K IP放送トライアル

 NTTぷららは、映像配信サービス「ひかりTV」において、商用の光回線を通じた4K映像のIP放送による配信トライアルを27日から実施する。トライアルは同社の本社エントランスなどで展開し、ひかりTVが独自に編成した「ひかりTV 4K(仮)」の放送と、NexTV-Fが6月2日から試験放送を行なっている「Channel 4K」の2つの4K IP放送を選択できる。

4月からスタートしている4K VODトライアル用STBで、4K IP放送も視聴可能に

 2つの4K IP放送のほか、4月から開始している4K映像のVOD配信トライアルも引き続き提供。4KによるIP放送とVODの映像を同一のチューナ(STB)で選択して視聴できる国内初の取り組みとなる。

 トライアルは、NTTぷらら 本社エントランスで6月27日から、グランフロント大阪 ナレッジキャピタル「ザ・ラボ」で6月27日~29日の期間限定で実施。また、NTTグループショールーム NOTE、NTTコミュニケーションズ 日比谷ビルエントランス、NTT東日本 本社エントランス、NTT西日本 本社エントランスなどでも7月から実施予定。

 ひかりTV 4K(仮)の放送時間は10時~22時で、NTTエンタープライズやソニー・ミュージックレーベルズ、NTTぷらら制作の4K作品11本(約2時間)をループ放送する。Channel 4Kの放送時間はNexTV-Fに準じる。

 4K IP放送/VOD配信トライアル対応の専用STBを開発して利用。IP放送の解像度は4K/3,840×2,160ドットで、コーデックはHEVC/H.265、音声圧縮方式はAAC。ビットレートはひかりTV 4Kが約30Mbps、Channel 4Kは約40Mbps、フレームレートは60フレーム/秒。ネットワーク環境にはフレッツ光ネクストを利用する。

 なお、ひかりTVでは4K VODの商用サービスを10月から開始する予定。IP放送については、今回のトライアルの結果を踏まえて検討を進めていく。

(臼田勤哉)