ニュース

ハイレゾ/LDAC/MIMO対応の「Xperia Z4 Tablet」Wi-Fiモデル発売

 ソニーは、ハイレゾ音楽再生機能の強化や、Bluetoothの新コーデック・LDACをサポートした10.1型のタブレット「Xperia Z4 Tablet」のWi-Fiモデル「SGP712JP/B・W」を6月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は76,000円前後。

「Xperia Z4 Tablet」Wi-Fiモデル

 10.1型の大画面ながら、Xperia Z2 Tabletより額縁の幅を左右約30%、上下約17%も削減。重量も約389g(LTEモデルは393g)と軽量。薄さは約6.1mmを実現した。外形寸法は約167×254×6.1mm(縦×横×厚さ)。背面パネルにマットな仕上げを施しており、カラーリングはWhiteとBlackを用意する。

 BRAVIAの技術を投入したディスプレイの解像度は2,560×1,600ドット。微妙なニュアンスの色を表現できるという「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用。超解像技術を用いて、低解像度の映像もよりクリアに表示する「X-Reality for mobile」も備えている。

Whiteモデル
薄さは約6.1mm
Whiteモデルの背面

 192kHz/24bitまでのハイレゾ音楽ファイルの再生機能を装備。別途ハイレゾ対応のヘッドフォンやスピーカーと組み合わせる事で、ハイレゾサウンドが楽しめる。ハイレゾ対応ではないが、タブレット本体にも、前面にスピーカーを搭載。単体でステレオ再生が楽しめる。

 64bit対応の2GHz/1.5GHzオクタコアCPUを搭載。OSはAndroid 5.0。無線LANは新たにMIMOをサポートしており、対応するルータと組み合わせれば、より安定した高速通信ができるという

 BluetoothのLDACに対応。デジタルノイズキャンセリング機能も備え、対応するヘッドフォンやヘッドセットと組み合わせて利用可能。バッテリはスタミナ仕様で、最大約17時間の動画再生が可能。容量は6,000mAh。

 IPX5/8の防水、IP6Xの防塵性能も備え、水回りでの使用も可能。キャップレスUSB端子を採用している。

防水仕様

 内側のカメラは、広角25mmを実現。テレビ会議などでも参加者が一度に撮影できて便利だという。画素数は、外向きが810万画素で8倍のデジタルズーム機能を用意。内向きカメラは510万画素。

 アプリ「TV SideView」を用いて、ソニー製Blu-rayレコーダとも連携可能。放送中の番組や録画した番組を再生できる。他社のAndroid端末やiPhoneでは、追加で500円のアプリ内課金が必要な機能だが、Xperia Z4ではプラグイン購入は不要。リモート視聴もサポートしている。

【訂正】
記事初出時に、ワンセグ/フルセグチューナ搭載と記載しておりましたが、誤りでした。お詫びして訂正いたします。

 プレイステーション4(PS4)リモートプレイにも引き続き対応。Xperiaの画面に、PS4の画面をリアルタイムで伝送する機能で、Z4 TabletではMIMOに対応した事で、無線LANの高速伝送が安定。安心してゲームプレイができるとする。

Z4 TabletをノートPCのような感覚で使えるBluetoothキーボード「BKB50」

 周辺機器として、Z4 TabletをノートPCのような感覚で使えるBluetoothキーボードも発売。「BKB50」というモデルで、Z4 Tabletに直接着脱可能。キーピッチは17×15mm、キーストロークは1.2mm。タッチパッドも備えている。発売日は6月19日で、価格はオープン。店頭予想価格は16,000円前後。

 接続するとタブレット側にクイックアプリランチャーが起動し、PCのようなUIで使うことができる。PCのキーボードのように、ファンクションキーを押す事でひらがな、カタカナ、英字変換が可能。

 他にも、スタンド機能付きタブレットカバー「SCR32/B・W」(実売5,000円前後)、スクリーンプロテクター「PRT13」(実売2,000円前後)を用意。ソニーストア限定でトートバック「CC-HERGOP/TB」(実売45,000円前後)、スリーブケース「CC-HERGOP/SC」(実売11,000円前後)なども用意する。

「BKB50」の使用イメージ

(山崎健太郎)