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ソニーは、シーン連動絞り機能を搭載した液晶プロジェクタ「VPL-HS50」を12月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35万円前後の見込み。
同社のホームシアター向けプロジェクタ「シネザ」シリーズの新モデル。新たにソニー製の720pパネル(1,280×720ドット)を採用したほか、レンズシフト機構を同社製のホームシアター向けプロジェクタとして初搭載した。なお、従来シネザシリーズは低価格モデルの「VPL-HS3」と上位モデル「VPL-HS20」の2ラインが用意されていたが、今期はVPL-HS50の1ライン展開となる。 0.73型/1,280×720ドットのマイクロレンズアレイ付きTFTパネルを採用した液晶プロジェクタ。輝度は800ANSIルーメン(光学性能1,200ANSIルーメン)、ランプは135W UHP。レンズは1.6倍手動ズームレンズ。ランプは135W UHP。
新たにシーンの明るさに連動して絞りを調整する「アドバンスト アイリス機構」を搭載。明るいシーンでは絞りを開き、暗いシーンでは絞りを閉じることで、コントラスト比の向上と黒浮きの低減を図っている。コントラスト比は1,000:1~6,000:1。 アドバンスト アイリスでは、1,000:1~6,000:1の高コントラストを実現する「オート」モードと、暗い環境下での利用を想定した「オン」、明るい環境下での利用を想定した「オフ」が用意される。 また、シネザシリーズとしては初めてレンズシフト機能を搭載し、上下方向各1画面、左右方向各0.5画面分のレンズシフトが行なえる。さらにレンズも1.6倍ズームとすることで、設置性を大幅に高めている。また、ARC-Fレンズ(オールレンジクリスプ)により、VPL-HS20と比較して、スクリーン中心フォーカスを8%、周辺フォーカスを20%アップさせている。
さらに、「リアルカラープロセッシング(RPC)」と呼ばれる色相調整機能も搭載した。RPCでは、元の映像から調整したい色を赤/マゼンタ/青/シアン緑/黄色から選択し、人の肌色や赤いイチゴの部分、青い空など任意の色調に調整できる機能。 色を選択すると、選択色以外の部分は白黒で表示され、特定の色のみの「色の濃さ(RCP Color)」、「色合い(RCP Hue)」の調整が可能となる。
HDMI端子を搭載し、入力からI/P変換などは10bitフルデジタル化されたほか、12bitパネルドライバの採用により、ノイズの低減を果たしている。また、HDMIのほかに映像入力として、コンポーネント(RCA)、S映像、コンポジット、D-Sub15ピンを各1系統装備する。 消費電力は最大195W。ファンノイズは24dB(ランプコントロール低、アドバンストアイリス入)。外形寸法348×360×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.6kg。リモコンもRCPボタンなどを備えた新タイプのものとなっている。
□ソニーのホームページ (2004年10月7日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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