2.4GHz無線リモコン規格を家電メーカーとZigBeeが共同策定
-ソニー、サムスン合意。TVやオーディオで双方向通信
3月4日発表
ソニーとパナソニック、フィリップス、サムスンが設立した「RF4CEコンソーシアム」とジグビー・アライアンス(ZigBee Alliance)は4日、無線リモコン(RFリモコン)の業界標準規格を策定することで合意したと発表した。テレビやオーディオ機器、車のキーレスエントリーといった幅広い製品での利用を想定する。
共通規格となるRFリモコンは、2.4GHz帯の無線技術を採用。IEEE 802.15.4のMAC/PHY方式をベースとしている。無指向性で双方向通信を実現するのが特徴で、見通し内操作に限られる従来の赤外線に比べ、自由度の高い操作を可能とする。また、他の2.4GHz帯無線との共存を可能にする自動周波数移動や、シンプルなセキュリティ設定にも対応する。
今四半期中にバージョン1.0のセンサー/コントローラー向けネットワークソリューションパッケージがジグビー・アライアンスの加盟企業に向けて提供。各種機器や公開アプリケーションプロファイルを操作するための、低コストで即実現可能なソリューションとして、ホームエンタテインメント機器の操作、車庫のドア開閉、キーレスエントリーなど向けに策定される。次四半期中には既存の仕様や公開アプリケーションプロファイルに対応するテストプログラムを開発する予定。
(2009年 3月 4日)
[AV Watch編集部 中林暁]