PSN独占配信の「亡念のザムド」が地上波で4月放送開始

-MX/MBC/CBC放送日が発表。ボンズ製作のオリジナル作品


(C)BONES/Sony Computer Entertainment Inc. , Aniplex

3月10日発表


 株式会社アニプレックスは10日、PlayStation Storeにおいて独占配信されているオリジナルアニメ「亡念のザムド」を4月より地上波で放送すると発表した。

 放送局と第1話の放送時間は、MBSが4月11日(土)26時25分~、TOKYO MXが4月15日(水)23時30分~、CBCが4月15日(水)26時00分~を予定する。

 同作品は、PS3などでアクセス可能なPLAYSTATION Network(PSN)上で、2008年のビデオ配信サービス開始時に目玉として配信された第1弾タイトル。当初はPSNでの独占配信とし、テレビ放送は予定していないとアナウンスしていた。PSNでは、HD版(6~8Mbps程度)が1話400円、SD版(1.5~2Mbps程度)が1話300円で配信されている。なお、第1話については無料動画配信サービスのGyaOでも期間限定で配信されていた。

 舞台は、組み込むことで浮遊機関を作ることができる“赤宙石”(せきちゅうせき)が存在する、架空の世界。黒光りする油泥海(ゆでいかい)に囲まれた尖端島で、16歳の主人公・アキユキは幼なじみの少女ハル達とともに、平和な暮らしを満喫している。だがある日の登校途中、スクールバスの中で爆破事件に巻き込まれてしまう。

 爆心地にいた白髪の少女を助けようとしたアキユキだが、彼女がまき散らした「ヒルコ」が体内に入り込み、強力な力を持つ「ザムド」に変身してしまう。時を同じくして、敵対政府のヒトガタ兵器が尖端島に襲来。ザムドと化したアキユキは、その力を制御できないまま、暴走状態でヒトガタ兵器に襲いかかる。そんなザムドの前に、ヒトガタ使いの少女・ナキアミが現れる。彼女はザムドを国際郵便船ザンバニ号へと連れ帰り、アキユキの姿に戻す。かくしてアキユキは自らの中のザムドの力を制御するため、そしていつか尖端島に戻るため、ザンバニ号の仲間達と世界を巡る旅に出るのだった……。

 製作は「鋼の錬金術師」や「交響詩篇エウレカセブン」などで知られるボンズ。監督はジブリで「千と千尋の神隠し」に演出助手として参加し、「エウレカセブン」でも絵コンテや演出を担当した宮地昌幸氏。同氏初の監督作品となる。声の出演は、阿部敦、折笠富美子、藤村歩、石塚運昇、小西克幸ほか。

強力な力を持つ「ザムド」に変身してしまうようになった少年・アキユキが主人公。自らの力を制御できるようになるため、仲間と共に世界を巡り、成長していく

(C)BONES/Sony Computer Entertainment Inc. , Aniplex




(2009年 3月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]