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さいたま市にドローンレース専用屋内施設「ACRO+」誕生。1時間400円から

 ドローンレース専用の屋内施設「ACRO+(アクロプラス)」が18日、さいたま市にオープンする。施設利用料は1時間一般で400円、18歳以下のジュニアで200円。1日利用は一般3,500円/ジュニア1,500円。一年単位の会員制度も用意。オープンを記念し、 6月18日、19日は無料体験キャンペーンも実施する。

FPVレース専用コース場

 板橋商店が手がけており、施設の住所は埼玉県さいたま市岩槻区笹久保新田352。広さは、A棟(ホバリング専用練習場)が幅10m、奥行10m、天井の高さは6m。C棟(FPVレース専用コース場)は9×30×6m(幅×奥行き×高さ)となる。コーススペースは9×20×6m(幅×奥行き×高さ)。

ACRO+の全体写真
施設の配置

 「三次元空間を上下左右に飛び交うドローンの特性を活かした」というオリジナルのサーキットには、走路の目印として各所に設置されたコースベゼルに合計1万8,000個以上のLED電球配置。暗闇の中で、その輪郭と機体だけが浮かび上がるように設計されている。

オリジナルのサーキットには大量のLED電球を配置
レース場外観

 また、ドローンをコックピット目線で操縦するFPV(ファーストパーソンビュー)レース特有の面白さを伝えるために、 操縦者が見ている手元のモニターと同じ臨場感溢れる映像を同時表示できる50型のモニターも4台設置。作業台、 ハンダ、 工具類、 充電ポイントなども用意している。

 小型の娯楽機だけでなく、本格的な空撮を目的とした対角寸法350mm(プロペラを除く)サイズのドローンにも対応できるため、サーキットを利用し、 ナイトフライトなどの特殊環境を想定した高度訓練にも対応できるという。

 さらに、初期の練習としてコントローラー操作に慣れるためのシミュレーターも1台用意。無償でレンタルできる機体、 障害物のないホバリング専用の練習場も用意する事で、「目的に合わせたフライトスキルを磨ける」という。

 無線免許の講習会も実施予定。6月18日、19日の無料体験キャンペーン期間では、国内のドローンレース大会で数々の優勝実績を持ち、 アクロプラス・アンバサダーとして実際にフライト指導も行ない、 アクロプラスの常駐スタッフに着任した岡聖章氏が、 スペシャルデモンストレーションも披露する。

 また、専属スタッフによるドローンを利用した空撮の依頼も受け付けている。