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クルマ向け「Amanekチャンネル」が本放送。走行位置に合わせた案内など

 エフエム東京(TOKYO FM)が中心となって推進する無料デジタル放送のi-dio(アイディオ)において、ドライバー向けに提供する「Amanekチャンネル」の本放送が7月15日にスタート。これに合わせて、スマートフォン用「Amanekチャンネルアプリ」の提供と、車載用のi-dioチューナーの発売も開始した。チューナの価格は12,800円。

生放送を担当する「Amanekチャンネルナビゲーター」

 「Amanekチャンネル」は、アマネク・テレマティクスデザインによる日本初のドライバー向け専門放送チャンネル。リスナーの現在地に合わせた天気を伝えたり、ドライブ情報を自動音声読み上げで提供するといった、放送とデータの連携機能が特徴。放送は24時間(日曜26時~29時の放送休止時間を除く)。地上アナログテレビ放送終了後のVHF-Low帯を活用したi-dio上で展開する。

 15日に無償公開されたiOS/Android用「Amanekチャンネルアプリ」と、発売されたチューナ「i-dio車載対応TunerBox(AMNK-T01)」を利用し、チューナとスマホをWi-Fi接続して受信可能。スマホからカーオーディオにBluetooth転送して聴くこともできる。

 アプリでは、i-dioの特徴であるIPDC(IP Data Cast)を活用し、Amanekチャンネルで放送された位置情報付きの各エリアの天気予報やドライブスポット情報を、クルマの走行位置に合わせてTTS(自動音声)で読み上げる。

 また、流れてくる曲やコンサートチケットなどの情報をワンタッチでブックマーク(クリップ)可能。車を停めた後などにサイトへアクセスできる。ボリュームのアップダウンやブックマークの操作は、スマホ画面を見ずに行なえる、ドライバー向けの「ノールックインタフェース」を採用する。

アプリのメイン画面
画面を見なくても操作できるUIを採用
クリップ画面
車を停めた後でサイトへアクセスできる

 車載チューナはバイテック・システムエンジニアリングが開発。高温/低温下の車内に対応し、専用のフィルムアンテナを車のフロントガラスに貼って、移動中でも高感度に受信可能としている。

チューナ「i-dio車載対応TunerBox(AMNK-T01)」
フィルムアンテナの取付例

 Amanekチャンネルのグランドオープンを記念し、「i-dio車載対応TunerBOX 特別セット」も用意。通常よりも低価格な9,990円(税込)で、チューナに加えてシガーソケット対応のUSB電源も付属する。この特別セットを購入すると、「Amanekの新たなサービスを一緒に作り上げる企画会議メンバー」として参加することも可能で、キャンペーンサイトから応募できる(定員に達した時点で終了)。

車の多い時間は生放送。専用モニターを日本気象協会と共同開発

 放送時間のうち、車の利用が多い時間帯は、「Amanekチャンネルナビゲーター」が生放送を担当する。生放送の時間は、月曜~木曜の17~19時、金曜の10~12時、17~19時、土日祝の8~10時、13~15時、17~19時。

 「空からドライバーを見守る」という、Amanekオリジナルモニターを日本気象協会と共同開発。風雨、降雪、土砂災害警戒情報、エリア天気予報、気温、湿度、生物季節、花粉・紫外線・洗車・熱中症・星空などの日本気象協会オリジナル指数や、道路混雑状況、観光スポット情報など運転に必要な情報に加え、リスナーからのTwitterの投稿なども、地図上に重ねて表示できる。

Amanekチャンネルのナビゲーターは、このモニターを見ながら、気象情報と道路状況を重ね合わせて、刻々と変化する運転環境をドライバーに案内するという。

専用モニターを開発

 このほか、キュレーションマガジンの「antenna*」とも連携。「おでかけ」や「クルマ」、「ドライブ」などに関する情報を、ナビゲーターがピックアップして紹介する。