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初のHDMI 2.0フルスペック対応HDCP 2.2試験機。アストロデザイン「VA-1842」が認証

 アストロデザインは10日、同社製プロトコルアナライザ「VA-1842」が、4K放送の著作権保護などで使われているHDCP 2.2のコンプライアンステスト(CTS)の試験機としてDigital Content Protectionより認証されたことを発表した。HDMI 2.0の最大帯域である4K/60p 4:4:4映像上でHDCP 2.2のテストができる初の機器となり、Ultra HD Blu-rayプレーヤーやSTBなど4K対応機器開発での活用が見込まれる。

HDMI 2.0/HDCP 2.2対応プロトコルアナライザ「VA-1842」

 同社が販売しているVA-1842(350万円)を使用することで、HDCP 2.2の機能に準拠した信号発生、信号解析、ロゴ認証試験が可能。HDMI 2.0で定義されている4K/60p映像コンテンツの保護に関する試験にも対応した「日本初のHDMI 2.0フルスペック対応のHDCP試験機」としている。

 1台のVA-1842で、ソース機器(BDレコーダ、チューナ、STB)、リピータ機器(AVアンプ、サウンドバー)、シンク機器(テレビやプロジェクタなどの表示器)に対し、コンプライアンステスト試験が行なえる。なお、コンプライアンステスト用ファームウェアのアップデートの詳細などについては、同社に問い合わせるよう案内している。

 アストロデザインは、これまでもHDMI Forumに参加し、HDMI 2.0規格策定の段階から技術協力を行なっており、「今後も次世代映像規格いち早く対応した製品開発を進める」としている。