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ソニー、ライブ配信/本体録画可能な小型ビデオスイッチャー

 ソニーは、ライブストリーミングや映像収録ができるコンパクトライブスイッチャー「MCX-500」を、'17年1月より発売する。価格は26万円。小規模イベントやセミナー、ウェディングにおいて、少人数で映像送出やコンテンツ収録を行なうといった利用を想定している。

MCX-500

 外形寸法362×206×43.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量2.2kgのコンパクトな筐体に、4チャンネル+DSK、1M/Eのスイッチング機能、オーディオミキサーを搭載。カット/ミックス/ワイプ/PinPなどのエフェクト機能などを装備。ボタンやタッチパネルから操作でき、入力信号のインプットへのアサインなどの操作が簡単に行なえるという。さらに、パソコンとEthernet接続してWebブラウザからソフトウェアUIを用いて操作することも可能。

 レコーダ機能を搭載。SDカード/メモリースティック兼用のメモリーカードスロットを備え、プログラムアウトの映像と音声をフルHDのAVCHDフォーマットで記録可能。さらに、Ustreamに対応したストリーミング機能も内蔵。エンコード用のパソコンを別途用意せずにイベント映像の収録やストリーミング中継が行なえる。

 入力端子はHDMI×2、3G-SDI×4、コンポジット×2、アナログRGB(DSK)×1の計9入力。出力はHDMI、3G-SDI、コンポジットを各1系統備える。1台のモニターに入力映像や出力映像を一覧表示できるマルチビューワー機能を搭載している。

 将来のファームウェアアップデートにより、SDカードから読み込んだロゴデータの表示や、タッチパネルによるトランジションレバー操作にも対応予定。

 別売のリモートコントロールユニット「RM-30BP」を用意すると、RM-30BPを介して繋いだ複数台のソニー製カムコーダの液晶モニタに、プログラム、ネクストなどのタリー表示が行なえる。スイッチャーと各カムコーダの録画開始/停止を同期することも可能。

別売のユニット「RM-30BP」と複数台のカムコーダの利用イメージ