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Pioneer DJ、FLAC/Apple Lossless対応のDJマルチプレーヤー「XDJ-1000MK2」

 Pioneer DJは、FLACやApple Losslessに対応し、ファイルミュージックの選曲性やパフォーマンス機能を向上した新DJマルチプレーヤー「XDJ-1000MK2」を9月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は125,000円前後。

XDJ-1000MK2

 2014年発売の「XDJ-1000」をリニューアルし、新たにFLACやApple Losslessの再生に対応。さらに、楽曲管理アプリ「rekordbox」で管理している楽曲をすぐに見つけられる「TRACK FILTER」、「MATCHING」などの選曲機能も搭載した。楽曲の任意の位置から瞬時に再生する「HOT CUE」は最大8カ所まで使用可能になった。

レイアウト

 パソコン、スマートフォン、USBメモリなどに記録したWAVやMP3などのファイルミュージックを使ったDJプレイを想定したホームDJ向けのマルチプレーヤー。直径206mmの大型ジョグを採用し、7型のタッチディスプレイを使って、USBストレージ内の楽曲選曲や波形表示などに対応。「プロフェッショナルシリーズと同等の操作性と表示でDJプレイを楽しめる」という。

 USB端子を2系統(A端子×1、B端子×1)を装備し、USBストレージのほか、iPhoneやiPod touch、Androidスマートフォン、Mac/Windowsパソコンと接続できる。出力端子はアナログ音声(RCA)と同軸デジタルを各1系統。Ethernetも装備する。

入出力端子部

 再生可能な音楽ファイル形式は、WAV、AIFF、FLAC、Apple Lossless、MP3、AAC。最高48kHz/24bitまでの対応となる。周波数特性は4Hz~20kHz、SN比は115dB。

 タッチディスプレイを使った楽曲検索に対応し、rekordboxで相性の良い曲として関連付けた曲を選曲候補として表示する[MATCHING]や、タグ情報をもとに絞り込み検索を行なう[TRACK FILTER]、楽曲のビートに対してループ/リバース/ビートジャンプのタイミングがずれた場合に自動補正する「QUANTIZE」などを搭載。加えて、事前に設定したキューポイントから瞬時に再生できる「HOT CUE」は設定ポイントを8箇所まで増やし、自由なアレンジを可能とした。

HOT CUE

 大型パッド搭載のDJコントローラー「DDJ-SP1」を使って、XDJ-1000MK2のパフォーマンス機能の一部をコントロールできる。また、1台の「DDJ-SP1」でPRO DJ LINKによって接続された最大4台のプレーヤーをコントロール可能。

操作インターフェイス拡張

 デジタル出力を装備するほか、プロフェッショナルモデルの「CDJ-2000NXS2」の高音質設計を踏襲。アナログオーディオ用の電源をデジタル電源と分離するなど、ノイズ低減を図り、クリアかつ量感あるサウンドを実現するという。消費電力は30W。外形寸法は305×382.5×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.7kg。