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Lenovo、GoogleのAR技術「Tango」初搭載の6.4型「PHAB2 Pro」
2016年9月27日 17:47
レノボ・ジャパンは、GoogleによるAR(拡張現実技術)「Tango」を搭載した、6.4型タブレット「PHAB2 Pro」を11月下旬より発売する。直販価格は49,800円。カラーはガンメタルグレー、シャンパンゴールドの2色。
Tangoテクノロジーは、Googleが開発したAR(拡張現実)技術で、運動解析(モーショントラッキング)、奥行き認識、領域学習(エリアラーニング)により、周囲の環境をモデリング。そのため、PHAB2 Proでは、メインカメラのほか深度カメラやモーショントラッキングカメラを搭載。1秒間に25万回以上の画像を捉えるセンサーを通して、周囲の物体や環境を視覚化していく。
利用例としては、タブレットのARアプリを利用することで、学校の生徒が原寸大の仮想恐竜を教室で見て、ARにより表示された恐竜の周りを歩くことができるなどで、学習効果を高められる。また、ARを用いたゲームでは、バーチャルな恐竜を台所のテーブルで遊ばせたり、デジタルペットを寝室で飼育、家に侵入するエイリアンの群れを撃退するゲームなどが楽しめるという。PHAB2 Proでは、「GuidiGO」アプリを用いたARの博物館ツアーなどを可能とする。
スマートフォンとタブレットの中間となる6.4型ディスプレイを採用した“ファブレット”。解像度2,560×1,440ドットのIPS液晶パネルと2.5D曲面ガラスを採用し、10点のマルチタッチ対応。リアルタイムに画素毎の色や輝度を調整して屋外など明るい環境でも見やすくする「Assertive Display」を搭載している。
カメラは1,600万画素で、像面位相差オートフォーカス対応。デュアルカラーのLEDフラッシュや深度カメラ(TOF方式)、モーショントラッキングカメラ(DFOV 166°)などを搭載する。
オーディオにおいては、世界初の「Dolby Audio Capture 5.1」対応で、5.1ch音声の録音が可能。3つのマイクでシームレス集音し、ノイズキャンセリング効果を高められるという。スピーカーはモノラルだがDolby Atmosサウンド対応。
前面カメラは800万画素。バッテリは4,050mAhのリチウムポリマーで、連続使用時間は約24時間。本体サイズは約88.57×179.83×6.96～10.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約259g。JBL製のイヤフォンが付属する。