ニュース

AK300シリーズに装着してDSD 5.6MHz録音する「AK Recorder」10月7日発売

 アユートは、Astell&Kern のオーディオプレーヤーAK380/AK320/AK300に装着する事で、DSD 5.6MHzでの録音を可能にするオプションレコーダ「AK Recorder」(AK-RECORDER-MT)を10月7日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は119,980円(税込)。DPAの無指向性コンデンサーマイク「SC4061」を同梱した「AK Recorder MIC KIT」(AK-RECORDER-MICKIT-MT)も発売。直販価格は269,980円(税込)。

「AK Recorder」と無指向性コンデンサーマイク「SC4061」を組み合わせたところ

 AK380/AK320/AK300の背面に装着する事で、録音機能を追加できるユニット。ハンディレコーダとしては世界初というDSD 5.6MHzでの録音も可能で、「スタジオクオリティのハンディポータブルレコーダとして使える」という。PCMでは384kHz/32bitでの録音が可能。データはプレーヤーのストレージに保存する。

 マイクは内蔵しておらず、別途マイクを接続して利用する。48V/5Vファンタム電源を搭載し、プロ向けコンデンサーマイクも接続可能。プラグインパワー対応のピンマイクも利用できる。

「AK Recorder」本体
AKシリーズに装着したところ

 入力端子はミニXLR(ステレオ)とステレオミニをマイク端子/ライン入力として搭載。AES/EBUのデジタル入力も備えている。XLRバランス出力搭載のプレーヤーやミキサーと接続して録音するといった使い方も可能。Mini XLRからXLRへの変換ケーブルも同梱する。

 プロユースに対応できるというレコーディング機能も搭載。コンプレッサー/リミッターや、レベルメーターで表示されるピーク値を確認する「ピークホールド機能」、ローカットフィルター、プレレコーディング機能(2/3/5/10秒)なども用意する。

左からリミッター設定、ローカットフィルター、ピークホールド、プレレコーディング設定
録音設定や録音中の画面など

 対応するAK300シリーズ側の録音機能画面は、グラフィカルなUIを採用。近日配信予定のスマートフォン向け無料アプリを用いて、同一ネットワーク内のAK Recorderをワイヤレスでコントロール可能。録音開始/停止/一時停止/ゲイン調整に加え、レベルメーターのリアルタイム表示も可能。最大4台までの遠隔操作に対応している。

 内蔵バッテリは4,700mAhのリチウムポリマーバッテリ。連続録音時間は約4時間(96kHz/24bit録音時)。外形寸法は127.4×80.7×29.9mm(縦×横×厚さ)で、重量は251g。

AK Recorder MIC KIT