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新型スタンドで設置自由度向上、新プライベート・ビエラ「TD7/T7」

 パナソニックは、チューナ部とワイヤレスモニターで構成され、家じゅう好きな場所でテレビや録画番組が楽しめる「プライベート・ビエラ」の新シリーズ「TD7」、「T7」、「E7」を5月19日より発売する。価格はオープンプライス。

新プライベート・ビエラ

 HDD録画対応でBDプレーヤー搭載の「TD7シリーズ」は、15型の「UN-15TD7」で、店頭予想価格は86,000円前後。T7シリーズは、TD7からBDプレーヤーを省略し、15型「UN-15T7」が78,000円前後、10型「UN-10T7」が6万円前後。E7シリーズは、10型の「UN-10E7」が4万円前後。E7以外はタッチパネル操作に対応する。

 なお、6チャンネル録画対応の「TDX7シリーズ」や、防水やHDDを省いた19/24型の大画面「F7シリーズ」も5月19日より順次発売される。TDX7シリーズF7シリーズについては別記事で紹介する。

BDプレーヤー搭載プライベート・ビエラ「TD7」

 TD7シリーズは、15型/1,354×760ドット液晶モニター搭載の「UN-15TD7」のみで、カラーはホワイト/ブラックの2色。'16年のTD6シリーズは10型もラインナップしていたが、BD搭載を活かした大画面モデルという位置づけに特化し、TD7は15型のみとした。

UN-15TD7

 チューナ部は、BDプレーヤーと500GB HDDレコーダを搭載。BD/DVDビデオや、放送録画したBD/DVDの再生が行なえる。チューナは地上/BS/110度CSデジタルシングルチューナで、内蔵HDDに最大672.5時間の録画が可能。予約可能番組数は最大128番組。USB端子を装備し、録画用USB HDDの増設が行なえる。なお、BD/DVDのレコーダ機能は備えておらず、再生のみとなる。

チューナ部はBD再生にも対応

 放送番組や録画番組、BDビデオなどをワイヤレスモニターで視聴可能。モニター部は15型/1,354×760ドットで、IPX6/7の防水対応のため、お風呂やキッチンで利用可能。キッチンでの利用時に油がはねたり、食材の汚れが付着した場合は、食器用中性洗剤で洗い流せる。

 モニターはタッチパネルになっており、録画や再生、チャンネル切り替えなどの操作が可能。別売の防水リモコン「DY-RM35」による操作にも対応する。スピーカー出力は800mW×2ch。他のDIGAに録画した番組をモニターで再生する「お部屋ジャンプリンク」にも対応する。

 '16年モデルTD6からの進化点として、TD7ではフリーアングルスタンドを採用。TD6は4段階のチルトスタンドだったが、TD7では自由に角度を調整可能とし、キッチン利用時は上向き、お風呂の浴槽から見上げて見るときは下向き、といったように設置場所にあわせて調整が可能。また、スタンド部を上下にすることで、引っかけ設置や取っ手への設置も行なえる。

設置自由度を高めたフリーアングルスタンド

 また、要望が多かったためradiko.jpに対応。お風呂でradiko.jpを使ってラジオを楽しめる。ただし、タイムフリーやエリアフリー聴取には非対応。

UN-15TD7はradiko.jpに対応

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n対応で、モニターとチューナ間をワイヤレス接続。モニター部のバッテリ駆動時間は約2時間30分。モニター部の外形寸法は382×35.7×253mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.7kg。

 チューナ部には、HDD追加用のUSB端子のほか、EthernetやHDMI出力を装備。テレビや液晶ディスプレイに接続して、BDプレーヤーやチューナとしても利用できる。外形寸法は316×180×46mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.5kg。

タッチ操作対応のプライベート・ビエラ中核機「T7」

 TD7シリーズは15型モニターの「UN-15T7」と10型「UN-10T7」を用意。TD7シリーズとの主な違いは、BDプレーヤーを省略したことと、モニター部のフリースタイルスタンドが省略され、4段階チルトスタンドとなること。TD7/T7などの'17年モデルは、番組表などユーザーインターフェイスも見やすく使いやすくし、「タッチ操作対応の新売れ筋シリーズ」と位置付ける。

UN-15T7
UN-10T7

 チューナ部は、BDプレーヤーこそ省略されるものの、その他の録画機能はほぼTD7シリーズと共通で、500GB HDDレコーダを搭載。チューナは地上/BS/110度CSデジタルシングルチューナで、内蔵HDDに最大672.5時間の録画が行なえる。USB端子を装備し、録画用USB HDDの増設も可能。外形寸法は204×145×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.7kg。

 モニター部はタッチ操作とIPX6/7対応で、15型は1,354×760ドット、10型は1,024×600ドット。録画や再生、チャンネル切換操作を画面にタッチするだけで簡単に行なえる。radiko.jpの受信も可能。

番組表をより見やすくしている

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n対応で、モニターとチューナ間をワイヤレス接続。内蔵バッテリで約2時間30分のテレビ視聴が行なえる。モニター部の外形寸法/重量は15型が382×35.7×253mm(幅×奥行き×高さ)/約1.4kg、10型が254×35.2×179mm(同)/約0.91kg。

エントリーシリーズ「E7」

 「UN-10E7」は、10型は1,024×600ドットのワイヤレスモニターとチューナで構成される。

UN-10E7

 モニター部は、タッチ操作にも対応しないが、IPX6/7の防水使用。操作用に防水リモコンが付属する。バッテリ駆動時間は約2時間50分。

 チューナ部は、HDDを内蔵しないものの、別売USB HDDを追加することで録画に対応。地上/BS/110度CSデジタル放送に対応し、受信/録画番組をモニターでワイヤレス視聴できる。チューナ部の外形寸法は136×117×36mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.3kg。

防水リモコンも新デザイン(右)に。エラストマー素材で滑りにくく、ラウンドフォルムで持ちやすさも向上。凹凸も減らした。「DY-RM35」として別売もされる