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オーテク、約2万円のBluetooth搭載レコードプレーヤー。高音質フルオート機も

 オーディオテクニカは、フルオートのレコードプレーヤー新モデルとして、Bluetooth搭載のワイヤレスモデル「AT-PL300BT」と、ステップアップ向けの音質強化モデル「AT-LP3」を6月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はAT-PL300BTが2万円前後、AT-LP3が3万円前後。5月13日と14日に東京国際フォーラムにて開催される「OTOTEN 2017」で初公開する。

AT-PL300BT(ネイビー)

AT-PL300BT

 Bluetooth搭載のレコードプレーヤーで、アナログレコードの音を、手持ちのBluetoothスピーカー/ヘッドフォン、コンポなどで聴ける。BluetoothのプロファイルはA2DP、コーデックはSBC。本体カラーはネイビー(NV)とホワイト(WH)の2色。

AT-PL300BT(ホワイト)

 レコードをセットして、STARTボタンを押すだけで聴けるフルオート再生となる。有線接続も可能で、内蔵フォノイコライザによりPHONO/LINEの選択が可能。駆動はベルトドライブで、33/45回転に対応する。駆動モーターはDCサーボ。

 アルミニウム合金ダイキャスト製のプラッターを採用し、クリアな再生音を実現したという。カートリッジは同社製のVM型ステレオカートリッジ。

 SN比45dB以上。外形寸法は360×356×97mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。別売の交換針「ATN-3600L」は3,000円、交換ベルトは1,000円。

AT-LP3

 エントリークラスモデルからのランクアップや、音質にこだわってアナログレコードを聴きたい人に向けたフルオートモデル。フォノイコライザを内蔵し、PHONO/LINEの切り替えが可能。駆動はベルトドライブで、33/45回転対応。直流モーターで駆動する。なお、Bluetoothは搭載しない有線接続モデルとなる。

AT-LP3

 カートリッジはVM型の「AT91R」を搭載。MM(VM)/MC型カートリッジ切換スイッチを搭載する。カンチレバー素材にはアルミニウムを採用し、針先の振動をロスなくマグネットに伝える。付属のヘッドシェル「AT-HS3」はユニバーサルタイプで、カートリッジを交換して、音質のグレードアップやカスタマイズが可能。使用可能なカートリッジの重量は14.5~20g(ヘッドシェルを含む)。針圧調整範囲は1~4g。トーンアームはスタティックバランス式のストレート型。

 制振設計を施した4mm厚ラバーマットとアルミニウム合金ダイキャスト仕上げのプラッターにより不要共振を抑制し、アナログ本来の音をクリアに再生できるという。SN比は60dB以上。

 外形寸法は435×353×128mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.2kg。別売で、交換ヘッドシェル「AT-HS3」、交換ベルトや、交換針「ATN91R」(3,500円、ノブカラー:レッド)を用意する。