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ティアック、ピンマイク用の小型リニアPCMレコーダ「DR-10L」

 ティアックは、TASCAMブランドのピンマイクレコーダ「DR-10L」を6月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

DR-10L

 服の襟元などに装着するピンマイク付きのリニアPCMレコーダ。ブライダルやイベント、番組、舞台などの音声収録や、講義やセミナーの録音といった利用シーンを想定している。録音形式は最高48kHz/24bitのモノラルWAV(BWF)で、記録メディアは最大32GBまでのmicroSD/SDHCカード。

 外形寸法/重量は52×24.4×55.6mm/63g(電池を含む)とコンパクトで、本体背面にはベルトに固定できるクリップを装備。

本体はコンパクト設計
クリップでベルトに固定したところ

 マイク入力は3.5mmミニで、スクリューロックで確実な接続が可能。ピンマイクは全指向性で、最大耐音圧は115dB SPL。ケーブルの長さは160cm。ステレオミニのヘッドフォン出力も備え、録音ファイルを再生したり、入力をモニターできる。

別売ヘッドフォンで録音ファイルを聴いたり入力モニターできる

 録音中の誤操作を防止するスライド式録音スイッチとホールド機能を装備。高い録音レベルと低い録音レベルで同時に録るデュアルレコーディング機能や、オートレベルコントロール機能、リミッター機能も搭載。一度限りの収録現場でレベル設定に起因するトラブルを防止するという。

 USB端子を備え、データ転送やUSB給電が可能。単4電池1本のほか、USBバスパワーでも動作する。電池持続時間は最大10時間(EVOLTA利用時)。前面の有機ELディスプレイで電池残量などを確認可能。電池が切れる前に収録中のデータ消失を回避する自動ファイルクローズ機能も備える。

CP+ 2017でDR-10Lを参考出展していた