ニュース

エプソン、タテレンズシフト対応のホームシアター入門プロジェクタ。9万のフルHD機も

 エプソンは、3D対応のフルHD液晶プロジェクタ「EH-TW5650」を8月30日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は129,980円前後。80型スクリーンをセットにした「EH-TW5650S」もあわせて発売し、店頭予想価格は135,980円前後。

EH-TW5650

 また、10万円を切るフルHDプロジェクタのエントリーモデル「EH-TW650」も8月30日に発売。店頭予想価格は99,980円前後で、スクリーンセットの「ET-TW650S」は105,980円前後。

EH-TW650

 TW5650はタテレンズシフトや無線LANなどの機能を充実させたホームシアター入門モデル、TW650はスポーツなどを大画面で楽しめるエントリーモデルと位置付ける。セットスクリーンは80型。設置時高さは最大1,840mm(床面から白面下端は可変で300mm~800mm)。重量は約3.3kg。

機能充実のフルHD機「EH-TW5650」

 1,920×1,080ドットの液晶パネルを搭載したホームシアタープロジェクタ「dreamio(ドリーミオ)」の中核モデル。2015年8月発売の「EH-TW5350」の後継機で、明るさやコントラストを向上したほか、レンズシフト機能を搭載。さらに無線LANやMiracastを搭載し、パソコンやスマートフォンと連携する。

EH-TW5650

 コントラスト比は60,000:1に向上(従来モデルは35,000:1)、明るさも2,500ルーメン(同2,200ルーメン)にアップしている。3D表示にも対応し、明るくクロストークの少ない3D表示が行なえる。なお、3Dメガネ「ELPGS03」は別売で、価格は10,500円。

 光学系は新設計で、新たにレンズシフトに対応。投写画面短辺の15%上まで打ち上げ可能となった。左右のシフトは行なえないが、スライド式のヨコ台形補正機能も装備し、スクリーンに対して斜め横からの投写に対応する。この補正機能は「ピタッと補正」と名付けられている。

EH-TW5650(左)と従来モデルEH-TW5350(右)の比較

 ランプは200WのUHE。入力端子はHDMI×2(MHLにも対応)、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1。アナログ音声出力(ステレオミニ)も装備。USB端子も2系統備えており、USBメモリなども接続できる。また、Fire TV StickなどのHDMIメディアプレーヤーと組み合わせた利用方法も提案している。

Fire TV Stickを接続

 10Wのスピーカーを内蔵。本体だけで映像も音声も楽しめる。従来モデルは5Wだったが出力をアップし、プロジェクタだけでも映画やスポーツを楽しみやすくした。さらに、Bluetoothも備えており、Bluetoothスピーカーとしても利用可能。また、EH-TW5650の入力音声を、Bluetoothスピーカー/ヘッドフォンなどに出力できる。

 無線LANを内蔵し、スマートフォンやタブレット、パソコンからのワイヤレス出力に対応。iOS/Androidアプリの「Epson iProjection」からの操作や動画出力、写真出力が行なえる。また、Miracastにも対応し、同規格対応のスマートフォンやパソコンの映像をワイヤレスで投写できる。外形寸法は309×278×107mm(幅×奥行×高さ)、重量は約3.5kg。

10万円を切る「EH-TW650」

 フルHDプロジェクタの入門機。コントラスト比は15,000:1、明るさは3,100ルーメンと明るく、明るい部屋でも大画面でスポーツやテレビ鑑賞、ゲームプレイできることをアピールしている。3D表示やレンズシフトには対応しない。台形補正機能を備えている。

EH-TW650

 光学系は新設計で、新たにレンズシフトに対応。投写画面短辺の15%上まで打ち上げ可能となった。左右のシフトは行なえないが、スライド式のヨコ台形補正機能も装備し、スクリーンに対して斜め横からの投写に対応する。

 ランプは200WのUHE。入力端子はHDMI×2(MHLにも対応)、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、コンポジット×1、アナログ音声×2(RCA×1)を装備。アナログ音声出力(ステレオミニ)を装備。USB端子も2系統備えており、USBメモリなども接続できる。

 2Wのスピーカーを内蔵。外形寸法は302×249×87mm(幅×奥行×高さ)、重量は約2.7kg。

ゲーム機との組み合わせをアピール