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Android TV端末が“格納”できるエプソン小型レーザープロジェクタ。縦置きも
2019年5月15日 11:00
エプソンは、Android TV端末と接続しネット動画が大画面で楽しめるスピーカー内蔵の小型プロジェクター「EF-100」を5月末より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は97,000円。Android TV端末を同梱したモデルも8月に発売を予定しており、直販価格は102,000円。どちらもカラーは、ホワイト(W)とブラック(B)の2色をラインナップする。
“ネット動画をより簡単に、大画面で楽しみたい”というユーザーをターゲットに、レーザー光源による明るい映像とシンプルな機能に特化したスピーカー内蔵のオールインワンモデル。
ホームシアタープロジェクターのエントリー機であり、同社は「10年近く、多くのユーザーから愛用された“DVD一体型プロジェクター”の代わりとなるモデル。“大画面で動画配信視聴”という視聴スタイルで、プロジェクター市場の裾野を拡げたい」としている。
4Kプロジェクター「EH-LS10500」(生産完了)や、ビジネス向けモデルで採用していた“レーザー方式”を光源に採用することで、コンパクトなボディながら、高コントラストで明るい投写映像を実現。従来の高圧水銀ランプと違い、点灯・消灯がすぐに行なえ、電源投入から6秒で映像表示ができ、約20,000時間の光源寿命でランプ交換不要としている。
HDMI入力端子がケーブル付きのメスコネクター仕様になっており、背面の空きスペースにAndroid TVなどのスティック型端末がそのまま格納できる点も本機の特徴。格納可能なサイズの端末はAmazon Fire TVの第1世代と第2世代で、本体備え付けの端末給電専用USB端子がそのまま接続できる。
なおFire TV Stick 4KやGoogleのChromecastなどもHDMI端子に接続できるが、端末のサイズが大きく、筐体内に格納することはできない。
搭載パネルは、WXGA/1,280×800ドットの3LCD方式。有効・カラー光束ともに最大2,000lmを実現し、コントラスト比は最大250万対1。フル10bitカラープロセッシングにより、10億7,000万色の色再現性能を備える。3Dは非対応。
投写レンズは1.35倍のデジタルズームを搭載し、シフト機構は非搭載。±45度の縦台形補正(自動)と、±40度の横台形補正(手動)を備え、リビングや寝室など設置場所が限られる空間でも難しい調整をすること無く投写できる。
30~150型までの投写に対応。レンズは短焦点タイプではないが、138cmの距離から60型、233cmの距離から100型の大画面投写ができる。
通常の横置き設置だけでなく、縦置き設置ができるのも本機の特徴。天井に投写すれば、ベッドで横になったまま視聴するスタイルも楽しめる。
出力5Wのモノラルスピーカーを背面部に搭載。バスレフ式とすることで、低い帯域を増強させたという。Bluetooth 3.0に対応しており、音声信号をBluetooth対応ヘッドフォン/スピーカーに伝送することで外部オーディオ機器を組み合わせた音質アップも可能。コーデックはSBC/aptXで、プロファイルはA2DPをサポートする。Wi-Fi機能は搭載しない。
本体側面にヘッドフォン端子を搭載。騒音レベルは最小26dB。消費電力は178Wで、待機時は0.4W。外形寸法は210×227×88mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.7kg。リモコンを付属する。