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東芝、地デジビューティ搭載でトリプルチューナの液晶REGZA「V31」。シンプルな「S21」も

 東芝映像ソリューションは、地上デジタル放送などの映像をクリアに表示する「地デジビューティ」機能や、前面配置スピーカーを搭載した液晶テレビ「REGZA V31シリーズ」と、「S21シリーズ」の計4機種を8月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、V31の40型「40V31」が9万円前後、32型「32V31」が6万円前後、S21の40型「40S21」が8万円前後、32型「32S21」が55,000円前後。

「REGZA V31シリーズ」。左から40型「40V31」、32型「32V31」

 いずれのモデルも、直販サイトの「東芝ダイレクト」において、モニター販売も実施。募集期間はS31が8月21日、S21が9月6日まで。各機種30人。詳細は専用ページを参照のこと。

「REGZA S21シリーズ」。右から40型「40S21」、32型「32S21」

 どちらのシリーズも、パネル解像度は40型が1,920×1,080ドットのフルHD、32型は1,366×768ドット。VA方式のパネルとなる。

 共通する特徴として、自社開発の高画質映像処理エンジン「レグザエンジンファイン」を搭載。クリアで精細な高画質表示ができるという。地上デジタル放送やBSデジタル放送などの映像を高精細に再現する「地デジビューティ」を備え、ノイズを抑制しながら高画質技術で精細感を向上させ、文字周りもクッキリと表示できる。

40V31

 画像処理の遅延時間約0.83msecに抑える事で、格闘ゲームなど、ボタンを押すタイミングが重要になるゲームも快適にプレイできる。

 音にもこだわっており、「クリアダイレクトスピーカー」をテレビの前面に配置。「明瞭で臨場感あふれる高音質が楽しめる」という。リモコンのボタンひとつで、人の声を聞き取りやすくする「クリア音声」機能も備え、映画やドラマのセリフを明瞭に、バラエティ番組では背景音を抑えることで、はっきり聞き取りやすい音声になる。スピーカーの最大出力は全機種10W×2ch。

「クリアダイレクトスピーカー」をテレビの前面に配

 チューナ数は、地上/BS/110度CSデジタルをV31は各3基、S21は各1基搭載する。

40S21
32S21

V31はトリプルチューナでネット配信のNetflixなどに対応

 トリプルチューナを搭載するV31は、地デジ番組、もしくはBS番組を視聴しながら、同時に別の2番組を録画可能。ただし、録画用HDDは、別途外付けのUSB HDDをユーザーが用意する必要がある。S21もUSB HDDの接続で録画が可能。ただしシングルチューナであるため、裏番組録画はできない。

32V31

 好きなタレントやジャンルの番組を、テレビとネット、まとめて表示する「みるコレ」機能を搭載。録画番組の中から見たいシーンにすぐにアクセスできる。

 さらに「おまかせ録画」を使って、毎回録画予約せずに、恋愛ドラマ、刑事ドラマ、おすすめアニメ、好きなタレントなど、お気に入りのテーマの番組を自動的に録画することも可能。

 V31は、ネット配信のNetflix、YouTube、dTV、TSUTAYA TVなどもサポート。V31のみ、無線LAN機能も内蔵している。

 消費電力と年間消費電力量は、40V31が73W、51kWh/年、32V31が62W、43kWh/年、40S21が70W、46kWh/年、32S21が57W、36kWh/年。

 全モデル入力端子としてHDMI×2、コンポジット×1、アナログ音声×1を用意。出力として光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1も備え、Ethernet端子も用意する。

 スタンドを含む外形寸法と重量は、40V31が90.7×15.5×59cm(幅×奥行き×高さ)で、9.1kg。32V31が73.5×15.8×50.7cm(同)で、5.3kg。40S21が90.7×16.1×59.1cm(同)で、9.1kg。32S21が73.5×15.8×50.7cm(同)で、5.3kg。