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Technics、7kgのプラッタを採用する最上位レコードプレーヤー「SP-10R」'18年夏発売

 パナソニックは30日、ドイツのベルリンで開幕される「IFA 2017」に先駆け、Technicsブランドの新製品として、ダイレクトドライブ方式のターンテーブル新リファレンスモデル「SP-10R」のプロトタイプを発表した。2018年初夏の市場投入を予定している。

ダイレクトドライブ方式のターンテーブル新リファレンスモデル「SP-10R」

 世界トップレベルのSN比や、回転安定性を実現したというターンテーブル。Technicsは2016年にターンテーブル復活モデルとして「SL-1200GAE」を発売、今年の5月には、価格を抑えた「SL-1200GR」も発売しているが、「SP-10R」はTechnicsの最上位ターンテーブルとして開発されている。

 新しいコアレスダイレクトドライブモーターと、7kgと重いプラッターを採用。SL-1200Gに採用していた、コアレスステーターを上下から挟んだ面対抗式ツインローターシステムに加え、ロータの両側にもステーターコイルを搭載。より強力で正確なサウンドを実現するという。

 プラッタは、真鍮とアルミダイキャスト、ゴムの3層構造。各層の固有振動数を最適化することで、外部振動が完全に抑制したとする。

 電源にはトランスを使わず、超低ノイズの新しいスイッチング電源を採用。電源ユニットはターンテーブルとは別筐体になっており、ノイズが伝わる事を防いでいる。