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ベリリウムツイータ搭載、エストニアの3ウェイフロア型スピーカー「YB」

 アーク・ジョイアは、エストニア Estelon(エステロン)ブランドの国内輸入販売業務を開始。第1弾として、フロア型スピーカー「YB」を8日に発売した。価格は、グロス・ブラック仕上げとグロス・ホワイト仕上げがペア210万円、マット・ブラック仕上げがペア190万円。

YB(グロス・ブラック仕上げ)

 Estelonはバルト三国のひとつ、エストニアで2010年に設立されたスピーカーブランド。創立者のアルフレッド・ワシリコフ(Alfred Vassilikov)氏は旧ソ連占領下から30年あまり、上質な音楽再生のためのスピーカー開発を続けてきたという。現在は、音質だけでなくキャビネットのデザイン性にもこだわった「科学技術と芸術を融合させたスピーカー」に取り組んでいる。

 新製品の「YB」は、3ウェイ構成のフロア型スピーカーシステム。2.6cmのドーム型ベリリウムツイータ、特殊加工スライスド・ペーパーコーンをダンピング材で補強した15cmのミッドレンジ用ユニット、アルミニウムコーン採用の22cmウーファを各1基採用。内部配線材はKubala-Sosna製。周波数特性は30Hz〜40kHz、クロスオーバー周波数は90Hz/2kHz、出力音圧レベルは86dB(2.83V)、公称インピーダンスは6Ω。

YB(マット・ブラック仕上げ)

 キャビネットは密閉型。独特のデザインは音響工学に基づいて非対称に設計されたもので、大理石パウダーなどの複合素材を使ってダイキャスト製法で鋳造している。

 品質管理も徹底。ドライバユニットは多岐にわたる測定数値に応じた厳密な左右マッチングを行ない、クロスオーバーネットワークを組み合わせて微調整。組み上げ後に総合的な検査により「エステロンのマスターピースサウンド」であることが保証されたもののみを出荷しているという。

 スピーカー端子はシングルワイヤ端子。定格入力は最大150W。外形寸法は365×430×1,285mm(幅×奥行き×高さ)、1本あたりの重量は40kg。マグネット着脱式のグリルが付属する。

YB(グロス・ホワイト仕上げ)