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ハイレゾもレコードも高品位再生。オンキヨー6万円台のネットワークアンプ

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、無線LANやBluetoothを搭載したオンキヨーブランドのネットワーク対応ステレオレシーバ「TX-8250(S)」を10月下旬に発売する。価格は64,800円。

TX-8250(S)

 独自のワイドレンジ技術WRAT(WIDE RANGE AMPLIFIER TECHNOLOGY)を搭載し、「ハイレゾからレコードまで、バラエティに富んだオーディオソースを、高品位かつパワフルに再生することを狙った」というネットワーク対応のステレオアンプ。スマートフォンからの操作にも対応する。定格出力は100W×2ch(6Ω)、最大出力は140W×2ch(同)。

 DSD 11.2MHzや、FLAC/WAV/Apple Losslessの192kHz/24bit再生に対応。DSDをPCM変換せずに再生するDSDダイレクト再生に対応する。なお、DSD11.2Hzは無線LAN経由での再生には対応しない。

 DACは旭化成エレクトロニクス(AKM)製で768kHz/32bit対応。このDACの使用により「力強さ」に加えて「繊細さ」も実現したという。

 無線LANは2.8GHz/5GHzのデュアルバンド対応で、SpotifyやTuneInなども快適に受信可能としている。BluetoothのコーデックはAACにも対応し、スマホ内の音楽も高品位にワイヤレス再生可能としている。

 ネットワーク再生は、SpotifyやTuneIn、radiko.jp/radiko.jpプレミアム(有料)に対応。AirPlayも可能なほか、スマートフォンなどからの操作でストリーミングサービスの音楽を再生できるChromecastやDTS Play-Fiにも、後日行なうファームウェアのアップデートで対応予定。

Wi-Fi/Bluetoothで様々な音楽ソースに対応

 スマートフォンからの操作には、Onkyo Controllerアプリを使用。ネットワーク内の音源へのアクセスや、ネットワークオーディオ再生に利用できる。

 安定かつ正確なスピーカードライブを実現するために培ってきたワイドレンジ技術WRATのフィロソフィーを実現するため、ハイカレント(大電流)設計により大口径スピーカーもドライブ。珪素鋼板シールド材でリーケージフラックスを低減した高出力EIトランスや、8,200μF電解コンデンサを採用し電源も強化。位相ズレを抑制することでL/Rchの焦点が定まり、音像をくっきり描き出すという。

 音声信号経路の最短化によりノイズを大幅に抑えるPURE AUDIOモードや、トーン回路をバイパスすることで信号経路を短縮し、よりピュアなサウンドを再生できるダイレクトモードも利用可能。

 40局プリセットのFM/AMチューナを搭載。音声入力端子は、光/同軸デジタル×各2、アナログ×7。PHONO端子も備え、MM型カートリッジのレコードプレーヤーと接続できる。アナログ音声出力と、2.1chプリアウトも備える。

 フロントパネルは高剛性アルミ材を使用。消費電力は180W、待機時は0.1W。テレビからの光デジタル入力で電源ONになるデジタル入力スタンバイに対応する。外形寸法は435×329×149mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.7kg。リモコンやAM/FMアンテナなどが付属する。

背面
付属リモコン