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キヤノンコンパクトカメラ初のAPS-Cセンサー搭載機「PowerShot G1 X Mark III」
2017年10月16日 14:56
キヤノンは、同社のコンパクトカメラで初めてAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載した「PowerShot G1 X Mark III」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は127,500円。
PowerShot G1 X Mark II(2014年3月発売)の後継機種。本格的な写真表現を求めるユーザー向けに開発されたレンズ一体型カメラで、APS-CサイズのCMOSセンサーと大口径ズームレンズ、映像エンジンDIGIC 7の連携により、PowerShotシリーズのフラッグシップモデルにふさわしい高画質を実現するという。
有効画素数約2,420万画素、約22.3×14.9mmのAPS-CサイズCMOSセンサーをキヤノンのコンパクトカメラに初めて搭載。大型センサーならではの広いダイナミックレンジや豊かな階調描写を実現する。
センサーの大型化にあわせて、光学3倍ズームレンズ(24-72mm相当F2.8-F5.6)を新たに設計。「レンズ一体型カメラならではのセンサーに最適化された大口径レンズにより、美しいボケ味を表現可能」としている。レンズシフト式の手振れ補正に対応する。映像エンジンはDIGIC 7で、静止画撮影時の常用最高感度はISO 25600。防じん・防滴性能も備えている。
デュアルピクセルCMOS AFにより、撮影面の縦80%、横80%の範囲で位相差AFによるピント合わせに対応。視野率100%/236万ドットの有機EL高精細EVFを採用。モニターは水平175度、前方回転180度、後方回転90度の3.0型/104万画素バリアングル液晶で、タッチ操作にも対応する。
動画は1,920×1,080ドット/60p記録に対応し、動画撮影中もデュアルピクセルCMOS AFを利用可能。タッチパネルを用いたピント合わせも行なえる。ファイル方式はMP4。カメラの向きを一定方向に振りながら、連写撮影してカメラ内で合成する「パノラマショット」にも対応する。記録メディアはSDカード(SDXC、UHS-I対応)。
無線LANやNFC、Bluetoothに対応し、BLE(Bluetooth Low Energy)もサポート。アプリ「Cammera Connect」からの操作が行なえる。通常はBluetooth接続し、画像や動画の転送、リモートライブビュー時のみWi-Fi接続に自動で切り替わることで、バッテリ消費を抑制する。Blutooth接続時は、カメラ電源オフで、カバンに入れたままでも携帯端末からカメラ内画像を閲覧できる。GPS機能を利用した撮影位置情報付与にも対応する。
バッテリはNB-13L。外形寸法は115×51.4×77.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約399g。また、ウォータプルーフケース「WP-DC56」(41,800円)やレンズフード「LH-DC110」(5,000円)も11月下旬より発売する。
