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英Mission、1台78,000円のフロア型スピーカーなど「QXシリーズ」
2017年10月18日 14:38
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、イギリスのMissionブランドのスピーカー第2弾として、「QXシリーズ」の3機種6モデルを11月上旬より販売する。価格は、2ウェイのブックシェルフ型「QX-2」がペアで77,000円、フロア型の「QX-4」が1台78,000円、センターの「QX-C」が1台57,000円。仕上げはローズウッドとブラックを用意する。
フロア型の「QX-4」は、2つのウーファでツイータを挟むような仮想同軸方式を採用。ブックシェルフの「QX-2」は、前面のユニット配置を一般的なスピーカーの逆となる、ウーファを上に、ツイータを下に配置。リスナーの耳の高さに各ユニットからの距離を一致させ、ネットワークで位相を補正するタイムアライメントの原理を採用した独自の「インバーテッド・ジオメトリー方式」を採用している。
全モデル共通の特徴として、新開発のリング・ドームツィータを搭載。内周側のインバーテッド・ドーム振動板がスムーズな周波数特性を再現し、外周側のドーム振動板によって磁気回路からの駆動力がダイレクトに伝わる「アドバンスド・ディアドライブ・コーン・システム」を採用している。
さらに、ダブル・リア・キャビティにより、後方への不要な音やウーファからの音圧の影響を排除。音のカラーレーションを低減している。ツイータのサイズは38mm径。
ウーファユニットは全モデル150mm径。フロア型とセンターは、2基搭載する。振動板を軽快に動かすために長繊維ファイバーを配合。低ひずみながら、しっかりとした広がりのある低音を再生できるという。低周波数帯域の高調波歪みを最小化するため、ブチルゴム(IIR)素材のダウンロールエッジ設計を採用した。
フロントカバーにはくし歯構造を採用。「精緻な計算によって余分な共振周波数をフィルタリングし、中域周波数帯の音が自然で、クリアに再生される」という。
キャビネットはラウンド形状で、低周波帯域の回折を抑えている。バスレフポートには、風切り音を軽減する設計を採用。アルミニウム製プレートをキャビネット上下に配置し、キャビネットの強度を上げている。
フロア型のQX-4のみ、バイワイヤリング接続に対応する。インピーダンスは全モデル4Ω。
各モデルの再生周波数帯域とサイズ、重量は、QX-2が40Hz~24kHz、220×300×320mm(幅×奥行き×高さ)で、8.5kg。QX-4が35Hz~24kHz、220×335×980mm(同)で、24kg。QX-Cは55Hz~24kHz、550×170×175mm(同)で、8.5kg。