ニュース

GRADO、CEOが最終工程を担当する135万円の“最高級手作りカートリッジ”

 ナイコムは、GRADOのフラッグシップカートリッジ「Epoch」を11月24日に発売する。価格は135万円。11月11日、12日に開催される「大阪ハイエンドオーディオショウ2017」で国内初展示する。

GRADOのフラッグシップカートリッジ「Epoch」

 新シリーズ「Lineage Series」の第1弾モデルにあたる。「創業64年を経て、構成部品に採用されたサファイア・ゴールド・ダイヤモンド・ココボロ材が、比類なき最高級の手作りのカートリッジを誕生させた」という。

 新カートリッジシリーズは、エンジニアでもあるGRADOのCEO John Grado氏が最終工程を担当。コイル巻線技術を駆使し、フォノカートリッジ内4つのコイル間の正確な調和を実現。これにより、チャンネルとステレオイメージング間の正確なバランスが可能になったという。

 コイル素材は、レコード盤に刻み込まれている音楽、その伝送を究極に引き出すという24カラットの純金線で巻かれている。

 Lineageシリーズ用に特別に設計されたダイヤモンド針は、同社では初めてサファイアカンチレバーに取り付けられている。さらに、発電効率を高めるため、筐体内の実効質量を最も低くしている。

 特許を持つ「Flux-Bridger Generator」設計(FB方式)も投入、全ての帯域に渡り優れたバランスと解像度、明瞭さを実現。内部磁気回路系統に使用されている全てのネジはスイスで製造されており、最高級腕時計にも使われているという。

 ハウジングは最高級のココボロ材。高い密度の木材で、「GRADOサウンドの実現において重要な役割を果たしている」とする。

 出力は1.0mV(モデル140.1)、周波数特性は6~72,000Hz。適合負荷は47kΩ。チャンネルセパレーションは45db(6~72,000Hz)、内部インピーダンスは91Ω。重量は12g。適合針圧は1.5~1.9g。