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BenQ、HDR 10とキャリブレーション対応の27型4Kディスプレイ。約18万円
2017年12月7日 13:11
ベンキュージャパンは、HDR表示やハードウェアキャリブレーションにも対応した27型4Kディスプレイ「SW271」を12月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は税込18万円前後。フォトグラファーなどへ訴求していく。
「SW271」は、先行機種「SW2700PT」のグレードアップ版と位置付けられている。27型、解像度3,840×2,160ドットの4K IPSパネルを採用。輝度は350cd/m2で、コントラスト比は1,000:1。DCRを使った場合は2,000万:1となる。応答速度は12msで、グレー to グレーは5ms。水平周波数は27~140Hz、垂直周波数は24~75Hz。視野角は上下左右178度。
HDRにも対応し、HDR10をサポート。HDR規格外のデータを表示する場合も、輝度とコントラスト比を自動的に高めるエミュレート機能も用意する。なお、HDR表示をする場合は、付属のHDMIケーブル、ハイスピードHDMIケーブル、またはプレミアムハイスピードHDMI認証済みケーブルが必要。
10bitパネルを採用。Adobe RGBカバー率99%、sRGBカバー率100%を実現。RGBのカラーブレンド精度を向上させる14bit 3Dルックアップテーブル(LUT)を採用したことで、厳密な色再現も可能にした。
ハードウェアキャリブレーションもサポート。Palette Master Elementというソフトも無料でダウンロード提供し、キャリブレーションと組み合わせる事で、カラーパフォーマンスを最適な状態に調整・維持できるという。
写真をモノクロフィルムのように描写し、写真処理ソフトで調整する前に、3つの異なるモノクロプリセットを選んでプレビューできる「モノクロモード」、異なる色空間のコンテンツを横に並べて同時に表示できる「GamutDuo」(ガンマデュオ)など、写真で利用しやすい機能も搭載。遮光フードも標準で付属する。
入力端子として、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1を装備。USB Type-Cも1系統備え、1本のケーブルでビデオ信号とデータを送信可能。ハードウェアのキャリブレーションもより簡単に行なえるという。スピーカーは非搭載で、ヘッドフォン出力を備えている。
消費電力は最大90W、Adobe RGB時は31W。待機時省電力は0.5W以下。スタンドは前に-5度、後ろに15度のチルトが可能。外形寸法は504.49~610.95×213.43×613.8mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約9.3kg、遮光フード付きでは約10.5kg。