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フォステクス、バランス接続対応の平面振動板ヘッドフォン「T60RP」
2017年12月14日 15:25
フォステクスカンパニーは、平面振動板を用いたセミオープン型ヘッドフォン「T60RP」を12月下旬より発売する。価格は32,000円。ケーブルは着脱可能で、別売ケーブルを使ったバランス接続にも対応。2.5mm 4極用や4.4mm 5極用など4製品を用意する。
フォステクス独自のRP振動板(Regular Phase/平面振動板)を用いた既発売のモニターヘッドフォンをベースに、リスニング向けのチューニングを施した“シリーズ集大成モデル”。ハウジングにアフリカンマホガニーを使い、「RP振動板の繊細な表現力に深みが加えられた豊かな音質」を実現する。11月の「秋のヘッドフォン祭 2017」にも展示されていた。
RP振動板は高耐熱ポリイミドフィルムをベース材に銅箔エッチングを施したものを使用。ドライバユニットにはネオジウムマグネットを採用している。ヨークには炭素含有量を従来の半分以下とした素材を新たに採用し、磁気伝達の効率化を実現してリニアリティの向上を図った。
広い再生特性と優れたトランジェント特性をもつほか、3,000mWまでの高い耐入力を実現。再生周波数帯域は15Hz~35kHz、感度は92dB/mW、インピーダンスは50Ω。
ケーブルは着脱式の片出しタイプ。T60RPに付属のケーブルは、ステレオミニのアンバランスケーブル(長さ1.5m)だが、別売で2.5mmや4.4mm、XLRのバランスケーブルを用意し、対応プレーヤーやヘッドフォンアンプなどと組み合わせてバランス駆動にチア応する。
アラウンドイヤー型のイヤーパッドを採用し、長時間使用に対応する。ヘッドフォンの重量は380g(ケーブル含まず)。ステレオミニ-ステレオ標準の変換コネクタや、専用ポーチなどが付属する。交換用イヤーパッド「EX-EP-RP60」(3,500円)は’18年2月発売予定。
別売のケーブルは長さ1.5m。導体はいずれもOFC無酸素銅を採用する。12月下旬発売予定で、価格は6,000~9,000円。
- 2.5mm 4極バランスケーブル「ET-RP2.5BL」(1.5m) 8,000円
- 4.4mm 5極バランスケーブル「ET-RP4.4BL」(1.5m) 8,000円
- XLR 4極バランスケーブル「ET-RPXLR」(1.5m) 9,000円
- 3.5mm 3極 アンバランスケーブル「ET-RP3.5UB」(1.5m) 6,000円