ニュース

4K UHD BDが累計販売30万枚突破、「シン・ゴジラ」「君の名は。」牽引

 GfKジャパンは22日、国内の4K Ultra HD Blu-rayソフトとハードの販売動向を発表。UHD BDソフトの累計販売枚数は30万枚を突破し、タイトル数も120を突破。「シン・ゴジラ」と「君の名は。」が、トップ2タイトルとして「市場の押し上げに貢献した」という。

4K Ultra HD Blu-rayソフトの販売枚数・金額フラフ
(出典:GfKジャパン)

 UHD BDセルソフトは、2016年3月に初めてタイトルが発売。今年の10月までの累計販売枚数は30万枚を突破。累計販売金額は25億円となった。

 タイトル数は洋画を中心に増加しており、10月で120を突破。邦画など他ジャンルはまだ少数だが、2017年3月発売の「シン・ゴジラ」と、7月の「君の名は。」は、累計販売枚数で4K UHD BD同梱版のトップ2タイトルになるなど、市場の押し上げに貢献した。GfKでは「今後、各社から邦画やアニメのタイトルがリリースされる予定であり、更なる市場拡大が期待される」とする。

UHD BDのタイトル数は、10月で120を突破
(出典:GfKジャパン)

 ハードは4K UHD BD対応のプレーヤーとレコーダのラインナップが20モデル超まで拡充。「値ごろ感も強まっている」と分析する。11月におけるUHD BD対応機の平均価格は、プレーヤーが56,000円、レコーダーが81,000円。

 11月の販売台数は前年同月の約5倍と堅調に拡大している。ただ、市場は黎明期であるため、人気ソフトの発売に大きく影響を受けており、前述の2タイトルが発売された時期は、販売台数の押し上げが見られたという。

 「売り場では4K UHD BDの特設コーナーが設置されるなど、従来のブルーレイを越える高画質な映像を体験できる機会は増えてきている。12月は高単価製品の販売比率が高まるシーズンであり、'17年で最多の販売台数が見込まれる」という。

UHD BD対応機の販売台数推移
(出典:GfKジャパン)