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ローランド、シンプル操作でスマホから遠隔操作もできるPCMレコーダ
2018年1月9日 00:00
ローランドは、現地時間の9日から米国ラスベガスで開催されるCES 2018に合わせ、PCMレコーダの新モデル「R-07」を発表した。3月に発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は税込みで25,000円前後。カラーはブラック、レッド、ホワイトの3色。
「録音の知識がない方でもシンプルに迷わず操作でき、楽器演奏など高い音質が必要とされる録音でも満足いくクオリティを実現した」というPCMレコーダ。
細かな設定が不要で、「楽器」や「会議」など、録音する対象に合わせた「シーン」を選ぶだけで最適な録音設定が可能。最適な音量レベルに素早く合わせる「リハーサル機能」や、予想外の大きい音量によって発生するノイズを軽減できる「リミッター」なども備えている。
最大96kHz/24bitのWAV形式で録音が可能。チューナーとメトロノームも内蔵している。MP3での録音も可能で、WAV+MP3やWAV+WAVでの録音も可能。
より良い音質を追求するために、「デュアル・レベル・レコーディング」機能を用意。録音レベルの違う2種類のデータを同時録音し、片方のデータの音量が大きすぎた場合でも、もう一方のデータを使用できる。
録音開始操作の2秒前からの音を記録し、録音ミスを防ぐ「プリ・レコーディング」や、指定した音量に達した時に、録音ボタンを押さなくても自動的に録音が開始される「自動録音開始機能」も利用できる。
録音したデータは、PCを使わず、「R-07」本体で編集可能。あとから曲ごとにファイルを分割したり、いくつかのファイルに分かれた会議録メモを1つのファイルに結合することも可能。データの不要な部分だけ取り除ける。
内蔵マイクに加え、外部マイク/AUX入力も備えている。
Bluetooth接続したスマートフォンのアプリをリモコンとして使い、「R-07」を遠隔操作できる。Bluetoothで接続したワイヤレス・ヘッドホンで再生もできるため、演奏会のリハーサル時にR-07を客席に置き、ステージ上からリモコンで録音を操作、その場で録音した自分の演奏をヘッドホンで確認。音量やバランスを最適に調整してから本番時の演奏を録音する、といった使い方ができる。
BluetoothのコーデックはSBC、aptX、aptX low latencyに対応。プロファイルはA2DP、AVRCPをサポートする。
ストレージとしてmicroSDカードスロットを装備。人間工学に基づいて設計した操作ボタン配置を採用。電源は単3電池2本を使用。外形寸法は103×61×26mm(縦×横×厚さ)で、重量は電池を含めて150g。