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DJIとintelの技術活用、12,800円で80gのドローン「Tello」。Ryze Tech製

 中国のRyze Techは、DJIとIntelの技術基盤を活用した、約80gのドローン「Tello」を発表した。720pで動画撮影できるカメラも搭載しており、DJI STOREにおいて12,800円(税込)で仮予約を受け付けている。

Ryze Tech「Tello」

 Ryze Techは中国のドローンスタートアップメーカーで、「Tello」はおもちゃのドローンとして訴求。米ラスベガスで、現地時間の1月9日から開催される「CES 2018」に合わせて発表された。

「Tello」

 外形寸法は98×92.5×41mmとコンパクトで、3インチのプロペラとバッテリを含めた重量は約80gと軽量。改正航空法の対象外(規制対象は200g以上)となる。最大飛行距離は100m、最高速度は秒速8m。最大飛行時間は13分。

 スマートフォンのアプリを使って、無線LAN経由で操作が可能。720/30pで撮影できるデジタルカメラを備えており、JPEG静止画(2,592×1,936ドット)撮影も可能。なお、撮影データはドローン本体ではなく、スマートフォン側で保存する。

 5つのセンサーからのリアルタイムデータを受信する、IntelのMovidius Myriad 2 VPU(ビジョン・プロセッシング・ユニット)で周囲の状況を把握。高い精度でホバリングできるという。DJIの飛行安定化技術も投入しており、子供でも安心して飛行できるとする。

 ユーザーが操作しない時は、その場でホバリング。スマートフォンとの接続が途切れると、自動で着陸する。自動離陸、自動着陸などを備えるほか、柔軟なプロペラを採用し、プロペラガードも装着可能。衝突検知システムも搭載する。

 手のひらに着陸したり、「EZ Shot」というワンタッチフライト機能を搭載。360度方向の短い映像を撮影し、サークル内を飛行する。フリップをしたり、障害物コースを通過するといった遊び方ができる。

 なお、飛行する場所についてRyze Techは、「屋内で飛ぶのが安全。屋外でも飛行できるが、風のない状態で飛行する事をお勧めする」としている。

 コーディングシステムのScratchでプログラムも可能で、子供がプログラミングの基礎を学ぶ用途にも使用できるという。