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Qualcomm、完全分離イヤフォンの左右それぞれにBluetooth送信する新技術

 クアルコム(Qualcomm)は21日、左右分離Bluetoothワイヤレスイヤフォンを実現する「Qualcomm TrueWireless Stereo」技術の拡張を発表した。消費電力の低減が図られるほか、左右のイヤフォンに同時に接続する「Qualcomm TrueWireless Stereo Plus」も展開する。

 新SoCのQCC5100シリーズは、前世代と比較して通話や音楽ストリーミングで最大65%消費電力を低減。また、イヤフォンのペアリングの改善やイヤフォン間の消費電力のバランスを改善することで、長時間の再生が可能になるという。

 Qualcomm TrueWireless Stereo Plusでは、モバイル端末が左右両方のイヤフォンに同時に接続することで、左右イヤホン間のBluetooth送信が不要となる。Snapdragon 845とQCC5100シリーズのペアリングでは更に10%の消費電力低減が可能という。

 QCC5100シリーズでQualcomm TrueWireless Stereo技術を搭載した製品は2018年後半に販売開始予定。

 また、スマートフォンやスマートデバイス向けのSoC「Snapdragon 845」から、複数のヘッドセットやスピーカーにオーディオ配信する「Qualcomm Broadcast Audio」技術も発表。Snapdragon 845と対応BluetoothオーディオSoCのCSR8670、CSR8675、CSRA68100、QCC5100でサポートする。